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2006/02/23

ひきがえる

愛と喝采の日々
先日ようやくDVD化された「愛と喝采の日々」。バレエを扱った映画としても、ヒューマンドラマとしても、けっこう好きな映画である(バリシニコフが出ていればそれでいいんでしょ、って?えへへ ^^;)。

1977年(もうほぼ30年前!)のアカデミー賞10部門ノミネートという作品なので、時々NHKとかで放映してくれたりもするけど、映画のDVDは安いからねー、気軽に買える。

プリマ・バレリーナとして頂点を極めて活躍するもののキャリアの終わりが近いエマ(アン・バンクロフト)と、彼女とある役を競いながら結果が出る前に結婚妊娠しバレエをやめたディーディー(シャーリー・マクレーン)。

この映画の見所の1つはそんな2人の積年の思いを晴らす(?)取っ組み合いの大げんかシーンなんだけど、これには前哨戦があるのよ。バーでディーディーが「あの話を覚えている?」ってエマに聞くの。

仙女に優しい行いをした娘は口を開くと花や宝石が飛び出すようになり、邪険に扱った娘の口からはヘビやひきがえるが飛び出すという、ペロー童話の「ダイアモンドとひきがえる」。

この前置きの後にディーディーが吐き出す「ひきがえる」は嫉妬ややっかみから来る言葉。言われたい放題だったエマは頭にきて、シャンパンをディーディーにひっかけてしまう。そこからくだんの大げんかへと相成るわけね。

この「ダイアモンドとひきがえる」は「仙女たち」または「妖精たち」というタイトルでペロー童話集に収録されているようで、手元にある講談社文庫「完訳ペロー昔話集 眠れる森の美女」にも収められています。久しぶりに取り出して、読み直しちゃった(といってもあっという間に読み終えてしまう短いお話ですけれど)。ペロー童話は、最後の「教訓」がまたいいんですよね。あっと驚く逆説的なことが書いてあったりして。

私の教訓は、
「人のひきがえる見て、我がひきがえる直せ(ん?)」
「ひきがえるを見かけたら、『なんかヤなことあったのね、ケロケロ』と唱える」
だな。さー、みなさんもご一緒に(笑)。ケロケロ。

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