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2020/02/23

ロンドン/ブリュッセル旅行記 #18

7日目、木曜日です。もう翌日は帰国の日。あっという間だったな…

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ギャルリ・サンチュベールの入り口にあったレペットのショーウィンドウ。

この日は朝食をつけずに予約していたので、ロンドンで買ったスコーンと小さいクロテッドクリーム、ユーロスターの朝食についてきたジャムであさごはんにしました。サラダも買ってあったかな?あとジュース。スコーンは暖められないのでボソボソしてあまり美味しいとは思えず…あれなら家まで持ち帰って温めて食べたかったなーと少々残念だったかな。

9時過ぎにチェックアウト。お部屋の値段は先に書いた通り214.69ユーロだったのですが、なぜかヒルトンだけ決済が翌日付のレートでした。12/14はブレグジットの影響か124円台になっていて約26,800円で請求。日本のヒルトンとあまり変わらない印象ですかね。

スーツケースを預かってもらい、観光に出かけます。まずはマネケンピス、小便小僧さんに会いにいきますよ。世界三大がっかりとか思った以上に小さかったとか色々言われていますが、うん確かに(笑)。この小僧さんは世界中からお召し物を寄贈されている衣装持ちなのですが(衣装を展示した博物館があるくらい)、まだ朝早いせいかネイキッドであらせられました。博物館の営業時間内だけお洋服着てるのかしら?

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途中でFondation Jacques Brelの前を通りました。

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クリスマスバージョンの背景飾りつきの小僧氏

そこからしばらく歩いてモネ劇場へ。モネはフランス語で「貨幣」の意味で、かつて造幣局があった場所であることに由来しているそうです。その昔ベジャールさんの20世紀バレエ団が本拠地としていた劇場で、現在はローザスがレジデンスカンパニーなのですが、ローザスの公演はモネ劇場と別の劇場とを併用しているのですよね。滞在中は公演がなくて残念でした。大野和士さんが音楽監督を務めていたのも記憶に新しいところです。

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この近くにベジャールさんのかつての住まい「Maison Maurice Béjart」があり、ベジャールさんの死後に整備されて公開された…のだろうと思います。時間が足りなくて寄れなかったのは残念でした。

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駅に戻る途中に通ったギャルリ・サンチュベール。この日はイギリスでブレグジットの総選挙が行われる日だったので、ギャルリ・サンチュベールでもレポーターがテレビカメラに向かって話していました。

国鉄の駅まで戻ってきました。今日は交通機関で移動するので、メトロ、トラム、バス、近郊列車のSライン乗り放題の24時間券をgetしたいと思います。1回の乗車が2.1ユーロで4回乗車予定なので8.4ユーロのところ、24時間乗車券なら7.5ユーロなので少しだけお得。トラムは乗り場によっては券売機がなかったりするそうなので、24時間券があると気も楽ですよね。

前日に駅を下見しておいたのでスムーズ…にいくはずが、買い方をネットで調べておいた券売機と形もメニューも違うし、欲しいチケット(24H JUMP)がどのボタンを押しても出てこないのです。雀さんが目当ての券売機を探しに行ってくれたのですが、見当たらないとのこと。販売窓口に並んで聞いてみたところ「ごめんね、それはメトロの切符だからここ(国鉄)では売ってないんだよ」「あそこから地下道を進むとすぐわかるよ」と親切に教えてくれました。

地下鉄か!!と膝から崩れ落ちそうになりました。うわーそうだよねー、確かに地下鉄で使えるチケットだけど、国鉄の駅しか頭にありませんでした。そうかーーー。初めから聞いちゃえばよかった(一体何度目?の反省)。教わった通りに地下道を行くとネットで見たのと同じ券売機があり、無事に24時間チケット2枚をクレカで購入できました。一人7.5ユーロで930円くらいでした。123.46円で決済。この日はその後全て現金支払で、そちらのレートが123.64円なので、ほぼ同じ感覚でしたね。

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やっと買えた

チケット買うだけで30分くらいロスしてしまった気がしますが、国鉄の駅に戻りSラインでスカールベークへ向かいましょう。ブリュッセル市内の地図ではイマイチの働きだったgoogle mapさんですが、ブリュッセルの乗換案内としては普通に使えて、出発ホームや時刻もしっかり出て来たのでスムーズでした。

ホームで電車を待ちながら「改札なかったねー」と雀さんが調べてくれたところ、Sラインは乗務員が検札にきたときにチケットを見せる方式らしいです。最初にホームに来た電車は長距離線のICで、「君がいなくて一人だったら、俺たぶん乗っちゃってたな」と言ってました。長距離線は24時間チケットが使えないので、もし乗っていたら色々ダメージ大きかったことでしょう(笑)。二人で旅する利点ってやつですね。乗車予定のSラインは定刻通りで、割と綺麗な車内でした。スカールベークまでは二駅だったので、検札はなし。

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下車した人は数組程度でしたが、おそらくみなさん目的地は同じ。2015年にオープンしたトレインワールドへ行くのです。意外なことに女性二人連れや年配客が吸い込まれていきました。窓口でブリュッセルカードを見せてチケットを発券してもらい、一緒に売っていたデルヴォーさんの特別展のミニカタログ的なものというのは私の勘違いで、トレインワールドの展示案内的なもの(12ユーロ/約1,500円)の英語版を購入。

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いいお天気だね

こちらは19世紀末に建造されたネオ・ルネッサンス様式の駅舎の一部を利用していて、1913年当時の駅舎のコンコースや切符売り場が博物館の展示として残されています。広い空間には電車やアントワープ駅などの模型が展示されておりました。

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右側がずらりと並んだ切符売り場

この時点で11時半を過ぎていて、KAYAKアプリからオンラインチェックイン開始のアラートが来ているのに気づきました。駅舎ホールのベンチに腰掛けて、チェックイン作業を済ませてしまいましょう。帰りはチケットのプリントアウトができないので、雀さんと自分にモバイル搭乗券をメール。

続いて2階の小さなスペースへ、ポール・デルヴォーの特別展を見に行きます。もともと行く予定にしてたところに、この特別展開催の報を聞いて、とても楽しみにしていました。この展示はデルヴォーさんの死後25年を記念したもので、シント=イデスバルトにあるデルヴォー美術館や個人蔵の滅多に貸し出されることのない作品を含む、大作20点を合わせた約50点が展示されるというもの。加えてトレインワールドが昨年9月に収蔵した4点(デルヴォーがブリュッセル国鉄のために描いたポスター原画)も特別展示されるとのこと。私たちが行った時も平日にもかかわらず熱心なファンが多く来ていたのですが、実際好評で3/15までだった会期が4/19までに延長されたそう。

2階の展示室には素描が多かったです。油画を見るととても緻密な計算で描かれた体温のないひんやりした絵画という印象を受けるのに、素描はインクをたっぷり使った勢いある筆使いが 情熱を感じさせるのが面白いなと。

入場料のみで見られる展示なのでこんなものかなーと思いながら旧駅舎を出て線路伝いの敷地を歩いて新館?へ向かいます。この屋外の敷地には巨大な車輪や鉄道の部品が並んでいました。新館へはQRコードの改札を通って入ります。ぴっ。

おお、こちらの建物こそがメイン展示ですね。ヨーロッパ大陸最古の機関車を始め様々な車両が並んでいました。そして、ここにデルヴォーさんの大きな油画が展示されていたのです。自らの絵画に鉄道を描きこまずにはいられなかったデルヴォーさん、きっと空から大喜びで眺めていることでしょうね。(ちなみにデルヴォーさん、1984年にルーヴァン=ラ=ヌーヴという駅の名誉駅長さんに任命されたそうですよ)。

大人がしっかり楽しめるように工夫された展示がとても面白かったです。デルヴォーさんの絵も見逃すわけにはいかないし、鉄道の展示も気になるしで、かなりじっくり見てしまいました。

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高い位置に展示された鉄道は、底が見えるのがいい、のでしょうね

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右の写真は、デルヴォーさんとアンディ・ウォーホル。

途中で雀さんが時間を気にし始めて巻きが入りましたが、とにかく最後までたっぷり見て、ショップも見て、トレインワールドをあとにしました。

つづきます。

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