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2020/02/16

ロンドン/ブリュッセル旅行記 #11

4日目、月曜日です。

この日も7時ごろ起床。毎朝ラウンジで朝ごはんですが、日々疲れで喉を通りにくくなり、食べられる量が減ってきています。外は風が強く、それだけに良いお天気。雀さん、がんばってます(笑)。

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先の日記に出した画像ですが、これを見に行く日です。

まずは雀さんご所望のウォータールー駅近くの模型本屋さんから。このお店は9時開店なのでスターターにぴったりでした。オーバーグラウンドが遅延とのことで、地下鉄にて。

開店直後に入ったのですが、朝から客足が途切れることがないのに驚きました。みなさん通勤途中に寄るのかしら。雀さんはしばらく物色ののち本を3冊購入。あとできいたら、レジで店員さんに「Good choice!」て言われたらしい(笑)。

次の予定地もバスの方が歩く距離が少なくて楽なのですが、頑なにw 地下鉄ルートを検索します。最寄りのBank駅へはWaterloo & Cityラインに乗ったのですが、ひたすら歩いてホームに着いた時に「あれ?そういえば改札通った?」「通ってない!」と。

どうやらWaterloo & Cityはその名の通り2駅の間を走る全長2.5キロの短い路線だそうで、降りる時=Bank駅だけに改札がありました。シティ通勤者向け路線なので、夕方遅くや日曜日は運休するのだそうです。珍しい路線に乗ってしまった(笑)。車内の路線図もシンプル。そういえばロンドン地下鉄車内の路線図はちょっと癖があって、日本のスタイルに慣れていると戸惑いますね。

さてバンク駅。本来はそこからロンドン博物館→ギルドホール・アートギャラリーの予定だったのですが、私はTHE CRASHの展示をやっているロンドン博物館には行かずギルドホールで待っていることにしました。雀さんはGoogle Mapをお供にロンドン博物館へ。

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ギルドホール・アート・ギャラリー。建物の右側にシティ・オブ・ロンドンの紋章が輝いております。

ギルドホール・アート・ギャラリーも入場無料で、今回の旅行で唯一荷物のスキャニングがありました。このギャラリーはラファエル前派好きには外せない場所で、見たかったミレイの「My First Sermon」と「My Second Sermon」が並んでいるのを見た時は感激で胸がいっぱいに。独り占めでじっくりと拝見してきました。

そういえば、とSmartifyアプリのことを思い出し(ロンドン/ブリュッセル旅行記 #07参照)、カメラでスキャンして解説を読んだり、自分の目でじっくり味わったり。いくつかスキャンしてみたけど、できるものとできないものがあるようでした。

ジェーン・グレイの習作や、日本のラファエル前派展に来ていた絵たちのほか、見たいと思っていた絵がここにあった!などということも。地下には建築途中に見つかったというローマの円形劇場の遺跡があり、そちらも見られます。順路とかが特にないのか、好き勝手に見る感じのギャラリーでした。今月見たハマスホイ展で知ったのですが、ハマスホイのロンドンでの初個展はここだったそうですよ。

Webサイトで所蔵品や展示中の作品が見られるとありがたいなーと思うけど、気軽に見て回るのにちょうどいい展示だし、人は少なくてのんびり見られたし、少し無理してでも予定に組み込んでよかったです。雀さんとも無事に合流。

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通りすがりにセントポール大聖堂。チャールズとダイアナの結婚式、部屋の小さなテレビで中継を見たなあ。中には入らず、外観のみ。巨大すぎて足元からでは到底全景は視界に入りません。

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ミレニアムブリッジを渡る手前でこの大きさ。

歩行者専用のミレニアムブリッジ、快晴ながら風が強く寒い日だったので、さーーーむーーーいいいいい!となりながら渡りました。振り返って聖ポール大聖堂の写真をとったり、前を向いてテート・モダンの写真をとったり。いやでもまじで寒かった。髪の毛がぼさぼさのぼさぼさになりました。

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前を向いてテート・モダン。

さて、テート・モダンに入りましょう。こちらも入場無料なので館内マップを購入。テムズ川側から発電所を改造した建物に入ると、そこは1階でした。広いエントランスはタービン・ホール。文字通り発電機があった場所だそうです。下の階を見下ろすと、ヒュンダイ・コミッション(ヒュンダイがスポンサーの、1年間この場所に展示されるインスタレーション)の大きな噴水が見えます。アメリカの現代芸術家カラ・ウォーカーによる「Fons Americanus」という作品、まずはこれを見に下に降りましょう。

上のリンクを見ると彼女の意図するところがわかるけれど、バッキンガム宮殿前のヴィクトリア記念碑をインスピレーションとしつつ、イギリスの栄華ではなく、その栄華を支えた奴隷貿易をテーマにしているようです。テーマの重さと表現の軽やかさ、絶えず湧き出る噴水、そして周囲で寛ぐ来場者。幾重にも意味合いがありそうですね。私たちも足元のベンチに座って、次に向かう場所をマップを確認。

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注意書きに、周囲に座るのはOKだけど、水には触らないように、とありました。衛生的に問題があるのでしょうね、きっと。

テート・モダンに行ったらロスコルームとモネ、としか考えていなかったので直行します。モネの向かいにロスコがあるのはこの場所ならではですよね。そしてその奥のロスコルーム、好きな人はたまらないでしょう。個人的には、DIC川村記念美術館のロスコルームのほうが好きだったかな。しかしロスコルームから見える「睡蓮」というのはたまらないものがあります。雀さんが「このモネは西洋美術館の復刻した(失われた)モネに似てるね」と一言。

通りすがり「Studio Practice」の展示室にはピカソやブラックと共にシッカート、ダンカン・グラント、グウェン・ジョンがいました。それで満足して展望台へと向かってしまったのですが、帰国してから(遅っ!)インカ・ショニバレCBEの「The British Library」を見てくるのを忘れた…と気づきました。この時期Tate Modernの目玉はオラファー・エリアソンの特別展(他にドラ・マール、ナム・ジュン・パイクも)だったけど今回はスルー。

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グウェン・ジョンの絵。

展望台は外だったので、やはり風が強かったです。でもそのおかげで本当に見晴らしがよく、タワーブリッジやロンドン塔も一部見えました。もちろん向かいの聖ポール大聖堂も。ロンドンで唯一高いところから景色を見た経験でした。

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展望台からセントポール大聖堂。

テート・モダンを出て、美術館の前の船着場から水上バスに乗って移動します。サザーク橋、ロンドン橋をくぐってロンドンブリッジシティピアへ。こちらもロンドン交通局の管轄なので、オイスターカードおよびコンタクトレスのクレジットカードが使えますよ。ただし地下鉄やバス利用で適用される1日最大7ポンドの範囲外なので、毎回7ポンド徴収されます。高いっちゃ高いけど、空いてるし風もしのげるし、見晴らしもよいので快適。すっかり気に入ってしまいました。

ロンドンブリッジシティピアへはViewを求めてやってきました。すぐ近くにHMSベルファストがあるので激写。残念ながら今回は中には入りません…。そしてこの辺りからロンドン塔/タワーブリッジもよい感じの写真が撮れますよ。この2大名所にも、残念ながら今回はこれ以上近づけません(笑)。観光客目当てにかもめはいるし、ささやかなクリスマスマーケット的なショップも出ていました。ただ、何度も言うけど寒い。風がめちゃくちゃ強い。

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HMSベルファストを挟んでロンドン塔とタワーブリッジ。

お腹が空いてきたのでヘイズギャレリアでお昼にしようと思います…が、カフェ・ルージュに入ったら、今日は予約でいっぱいだと断られてしまいました。ので、空席があるのが見えたコスタへ。雀さんにお任せして買って来てもらったのがイングリッシュティーとターキーのサンドイッチ。サンドイッチを温めてもらってくれたので、冷えた身体がほぐれました。ありがとう。

周囲を見ていると大きな箱を抱えたおじさんがテーブルをまわって、使い終わった食器を回収していました。私たちにも「テーブルが広く使えるから、それもらうね」と言って空いた皿を持っていってくれたのですが、回転率を上げる方便にしても、気持ちよくなる言い方ってあるよなあと。常連さんたちに人気みたいであちこちで話しかけられていましたよ。働く人たちが魅力的な街だったな、ロンドン。

続きます。

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