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2000/12/10

Viva! Seoul:その11

ブログに移行する前のwebサイトにのせていたソウル旅行記です。2000年のことなので今更情報も古いですが、せっかくなのでブログに移してしまいます。

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個室 de 韓定食 - 2日目

メモを書きつかれた私もベッドでうたた寝してしまった。・・・ピンポーンとチャイムが鳴り、(だ)が飛び起きて(本当に飛び起きるのだ)出ていった。ホテルのターンダウンサービスだったのだが、起こしてくれてありがとう!!という感じ。もう出発しなければいけない時間じゃん。今日の夕飯はソウルナビで予約した韓定食なのだから!(旅の楽しみの、えーっと・・・何番目?)

慌てて支度をして、ホテルを飛び出した。歩くのはくたびれちゃったから(ええっ)地下鉄で安国駅まで移動。予定では、ホテルの前の駅から東大門方面に1つ行った駅で乗り換えればOKだったのに、よく確かめずに改札を通ったら、それは逆方面行きの乗り場だったのさ。他の駅は大抵上りも下りも行き来できるようになっているのに、ここはダメなのー。何てこと!

しかし私は思ったより冷静だった。地下鉄路線図を引っ張り出して見たら、回り道だけど2回乗り換えればたどり着けることが判明。ほっと一安心。(だ)に「鉄ちゃんの妻だねぇ」と言われて、ちょっとよろめいたけどさ。しかし心が落ち着けば、各路線ごとの乗客がなんとなく違ったりするのにも目が行ったりして、それはそれで面白かった。時間だけが、気が気じゃなかったけどね。

安国駅に到着したのが5:55。アポは6時。「間に合いそう!よかったー。」でも急ぎ足で仁寺洞(インサドン)ギルを歩き始める。ギルってのは「通り」って意味らしい。最初の角を曲がったら、すぐにお店の看板が目に飛び込んできた。外観もとっても雰囲気があるので、(だ)もけっこう嬉しそう。よかったー。ちょうど、お店の中から店員さんらしき人が出てきた。目が合うとニッコリ微笑んでくれたのだが、私たちがその店の客であることに気づくと、韓国語で何か言いながら店内に招き入れてくれた。

「ソウルナビ、予約」まで言ったら、もうそれでわかっちゃったみたい。日本人客でここに来るのは、ソウルナビ経由くらいなのかしら。店内は、いきなり土間だった。そこから座敷に上がって席に着くので、昔の民家にお邪魔してるような感じ。

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案内されたのは、入り口そばの4畳半くらいの個室。「わー、個室だー」って喜んだけど、電気釜が置いてあったりして、普段は客室じゃないかも?って感じ。オンドル部屋に可愛い座布団は、でもやっぱり嬉しかった。螺鈿細工のタンスもあって、とっても素敵。手入れとか大変そうだし、私たちが持つには立派すぎるものだけど、目の保養にじっくり眺めてきた。

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入るとすぐにいろんな料理が並び始めた。お店の人が何か聞いてきた。わかんないよー、韓国語。(だ)が「ビール」とすかさず答えたので「あ、飲み物のことを聞いてたのか」とわかった。何で(だ)はわかったんだ?それに、「メッチュ、チョセヨー(ビール下さい)って言うんじゃなかったんだっけ?くすくす。ビールは、昨日の参鶏湯のお店で出てきたのと同じビール。韓国のビールは軽い!と(だ)が言ってたけど、それって「ガンガン飲むぞー」っていう意思表示だったのかな?

続々と並ぶ料理は、日本では見慣れないものも多い。お店の人は日本語はほとんどしゃべれないみたいだし、こっちは「こんにちは」と「ありがとう」しか言えない。料理が何なのか聞きたいけど聞けなくて、じれったかった。

韓定食っていうのは、宮廷料理と家庭料理の要素をミックスしたものだそーで、ものすごい皿数が出てくるのだが、それぞれが陰陽五行の思想を受けて「五味」「五色」を表現しているらしい。全部デジカメでパチパチ撮ったのだが、ウナギの蒲焼きだけ撮り損ねた!

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ほうれん草のナムル、かな?ごま油の風味が際だつ。

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手前:生の大根を酢漬けにした感じ?口の中がさっぱりする。
奥:生のむき栗。パムというらしい。最初は固い!と思ったけど慣れたら美味い。コリコリして甘みが出てくる。

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手前:ごく普通の野菜サラダ。
奥右:ごまめ。ミョルチボックンと言うらしい。日本のそれとあまり違わないみたい。
奥左:水餃子。マンドゥ。茹でた小粒の餃子。餃子とワンタンのちょうど間ぐらいかな。

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手前:干した唐辛子の唐揚げ。コチュトゥイギム。サクサクとしてスナック菓子みたい。辛くないけど、時々揚げが不十分なのか、めちゃくちゃ辛いのがある。それと、干した昆布の唐揚げ?こっちもパリパリっとしてスナック菓子風。昆布の旨味もとんでます。
奥:どんぐりが原料のこんにゃくのようなもの。トットリムッ。味も特にないんだけど、原料が推測できない料理。唐辛子ベースのソースをつけて食べるらしいのだが、言ってくれなきゃわかんないって。

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お米を衣につけた焼売風のもの。味はまんま焼売だったから、焼売なんでしょうか。

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にんにくの醤油漬け。マヌルチャンアッチ。生のニンニクをしょうゆ漬けしたものだそうで、そんなに匂いは強くないと思うのだけど、苦みがねー。前日のニンニクキムチに懲りてあまり箸が進まず。

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割きイカのような手順で干された干物。何だろう?あぶってあって、パラパラとしててほんのり甘く、美味しかった。

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えいとたこのお刺身。ホンゴフェ、ムノ。えいのお刺身は骨がついているが、そのまま食べることができる。日本じゃ食べたことない風味。胡麻油と塩(たぶん)のたれにつけて食べた。

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えびとかぼちゃのジョム(チヂミ)。セウジョン、ホバクジョン。
エビよりタマネギの風味が満点だった(汗)チヂミ。かぼちゃの方は色鮮やかで、もちもちっとして、かぼちゃの自然な甘さが美味。女の子は好きだよ、きっと。

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手前:プルコギ。韓国式焼き肉。
奥:牛筋。トガニ。牛筋を軟らかく煮たものらしい。お肉の部分と筋の部分とあって、お肉も柔らかいけど、筋が本当に柔らかい。味はあまりなくて、コチュジャンのたれで食べると美味しい。美肌美肌!って感じ。

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松茸とニラの炒め物。あっさりしてて美味。
写真を取り忘れたけど、ウナギの蒲焼きもありました。ちょっとだけ甘めだけど、ほとんど日本と一緒。

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右手前から時計回りに、牡蠣の塩辛、カクテキ、ペチュキムチ、韓国海苔。
牡蠣の塩辛は美味。ちょっとくせになる味でした。

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左:ご飯。パッ。稗(ひえ)が入ってて美味しかった。
右:おみそ汁。クッ。日本の味噌汁にちょっとピリカラ味が加わった感じ。

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納豆みそ汁。チョンクッチャン。運ばれてきた途端、熱した納豆の強烈な匂いが!味は悪くないのだが、お腹いっぱいなのと匂いが強烈なのとで、ほとんど食べられなかった。

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ようやくデザート。普通の林檎でした。蜜がたっぷり入ってて美味しかった。
と、いうことでものすごい品数の夕食でございました。苦しい・・・

2人のお姉さんが入れ替わりお料理を運んでくれるのだが、お互い黙っているのも気が重いので、来てくれるたびに「ありがとう」攻撃をしてみた。韓国語で「はい」は「ネー」なのだが、「カムサハニダー」「ネー」のやりとりが延々続いて、可笑しかった。何度も何度も口に出しただけあって、カムサハニダーだけは、かなり上手く発音できるようになったぞ。

最後のデザートを出してくれた時、思わず身振りで「お腹いっぱい!」と笑顔で伝えた。ソウル美人の笑顔が返ってきて、何か話しかけられた。「え?」「ハングル・・・?」ハングル出来るのか?って聞いてるの?出来ないよー。首を横に振るとちょっと残念そうな顔をされてしまった。そう、私も残念なんですよ。こういう「え、何言ってるの?」って私が途方に暮れている時は、(だ)の方が相手の言いたいことをわかっていたりする。何でなんだー。

あまりにもお腹いっぱいなので、少し休憩してから帰ることに。ここも(だ)がごちそうしてくれた。ちょっと(かなり)贅沢なお食事、ごちそうさまでした。

仁寺洞の街を通って歩いてホテルまで。この通りは骨董街でとっても雰囲気がある店が多い。ここは明日の昼間にじっくり見ることにしましょ。途中の鐘路の街は通りにぎっちりと露店が出てて、若者がすごい人出で歩くのが大変なくらいだった。食べ物、縫いぐるみ、洋服、アクセサリ、そして携帯電話。なんでも露店で売っちゃうんだよね。面白い。

ホテルまでの道は昨日通った道だから、全然問題なし。昨日と同じセブンイレブンで水などを購入して、今日はちゃんと「カムサハニダー」も言って帰ってきたぞ。よしっ。

しかし、本日のアクティビティーはこれでおしまいではありません。夜9時半から、アカスリの予約がとってあるんでーす。ホテルで1時間ほど食べ過ぎた体を休ませてから出発することに。

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