2018/06/21

「吉野石膏コレクション・服部コレクション 響きあうフランス絵画」山形美術館

山形美術館へ「吉野石膏コレクション・服部コレクション 響きあうフランス絵画」を見に行ってきました。こちらの吉野石膏コレクションをメインにした企画展は数年前から私の最大の懸案事項でして、ほぼ毎年開催されてきているにも関わらずになかなかタイミングが合わず…(前回は骨折で行けなかった)今回ようやく!念願が叶いました。

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吉野石膏コレクションのモネ3点は現在名古屋の「モネ それからの100年」展に貸出中ではあるのですが、そちらも見に行く予定なのでいいのです。やー、本当にワクワクしながら展示室に足を踏み入れました。

吉野石膏が所蔵する西洋絵画はこの山形美術館へ、日本絵画は天童市美術館へ寄託されています。現在山形美術館には約150点ほど寄託されているそう。吉野石膏美術振興財団の趣旨と合致する展覧会へは積極的に貸出を行っているとのことで、こちらの収蔵品は私もあちこちの美術館で見ています。また、普段の山形美術館でも吉野石膏コレクションの一部は常設展示されているのですが、今回のようにまとまった形で見られる機会に、ぜひ訪問したいと願っていました。

服部コレクションというのは、1985年の新館リニューアルを機に収集された20世紀フランス絵画だそうで、こちらは60点の絵画と4点の彫刻。初代理事長兼館長の服部敬雄氏から服部コレクションと呼んでいるそうです。今回はこれらのうち吉野石膏コレクションから80点程度、服部コレクションから40点程度、合計約120点が展示されていました。

他にも常設展示で長谷川コレクション室、新海竹太郎・新海竹蔵彫刻室の展示もあり、想像以上のボリューム。かなりじっくり見て回ったので最後の方は珍しく体力を使い果たしてヘトヘトになっておりました。


こちらのコレクションも、美しく質の高い絵画が多いです。特に章立てはされていませんでしたが、ほぼ年代順作家別の展示だったかと。モネ、シスレー、ルノワール、ピサロらの美しい色に満たされた一角は質の高さが際立っていました。パステル画も油画に交えて惜しみなく展示してあるので、展覧会の期間が短いのは致し方ないのだな、と。ドガのパステル画は本当に美しくて、何度も何度も戻って見てしまいました。チュチュの描き方に気合が入っているし、ドガの絵に時々見える踊り子蔑視の視線もここには見当たらないし。好きな絵です。

特別展示として平山郁夫「絲綢之路天空」。新しく吉野石膏コレクションに加わることとなり、今回が山形美術館で初公開になるとのこと。画家特有の悠久の時が屏風絵に仕立てられていて、みなさんここでつい長居をされているようでした。私も。。

服部コレクションを中心に1980年代(一番新しいものは2002年)前後の作品も充実していて、私はあまり知らない人たちばかりでしたが、こちらのコレクションが生きているのだと実感しました。

もう少し近ければ定期的に通いたい…と願う場所が1つ増えました。再訪必須。


吉野石膏コレクション・服部コレクション 響きあうフランス絵画
2018年6月5日-6月24日 山形美術館

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