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2018/02/16

「中澤弘光 明治末〜大正〈出版の美術〉とスケッチ」武蔵野市立吉祥寺美術館

武蔵野市立吉祥寺美術館で「中澤弘光 明治末〜大正〈出版の美術〉とスケッチ」を見て来ました。うちからだと、三鷹ギャラリーと並んで行きやすい美術館の1つなのですが、行ったのは初めて。平日の昼過ぎ、年配のお客さんが途切れずにポツポツと来ていました。中澤のことはあまり詳しくは知らないのだけど、以前そごう美術館と三重県美でやってた展示を見たいなーと思いながら見られなかったので。

2018021401.jpg

構成は以下の通り。
はじめに 洋画家・中澤弘光のあゆみ
1. みだれ髪かるた〜雑誌『明星』 与謝野晶子との出会い
2. 本の美術 - 装丁・表紙絵・挿絵
- 与謝野晶子著書
- その他の装丁・表紙絵・挿絵
旅の画家〜水彩画・絵葉書・スケッチ
- 日本周遊
- 海外周遊(大正6(1917)年朝鮮半島 / 大正11(1922)年ヨーロッパ周遊)
女性を描く / 舞妓の発見
中澤と同時代人との交流
竹久夢二との交流

その画業のうち出版美術に関するものをメインにした展示。最初にあった「みだれ髪」かるたが良かったです。杉浦非水との共作。二人とも黒田清輝の門下生なのですね。中澤と様々な同時代人との交流を示すハガキが並んだショーケースにも杉浦非水(だった気がするのだけど…ちょっと自信がなくなって来た)「電話開通のお知らせ」なんてものも。

たくさんの装丁や表紙絵などは、実際の本と下絵とをじっくり見比べることもできます。絵葉書の銀づかいなどは現代でも通用するモダンな美。

各地で描いた風景がなども味があるのだけど、女性画が格別で。舞妓さんを描いたものは下絵の素早い筆致やそれを仕上げていく綿密な様子なども伺い知れました。身支度する舞妓さんたちの裸の絵もたくさんあるのだけど、ポーズをとっているわけではなく日常を切り取っているので裸婦像というより風俗画というか。それらを描いた時のエピソードなども紹介され、じっくり堪能。

ただ、見ているうちにだんだんと風邪っぽさが強くなって来て、あまり集中しては見られなかったのが残念です。図録は予約注文とのことで、現物を見てから買いたい派の私は注文できず。でもこれだけの作品を300円で楽しめるのありがたい。

浜口陽三記念室と萩原英雄記念室も。萩原英雄は木版画とエッチング。え?これが版画?という不思議さ。浜口陽三の方はメゾチントの説明も実際の道具や刷り見本などと合わせて展示。黒を重ねた深さに引き込まれそうでした。一緒に展示されてた野田九浦のこともよく知らなかったけど阪神名勝図絵が6枚ほど。芦屋と三ノ宮しか地名もわからない(笑)。

またじっくり見る機会があるといいなと思います。個人蔵の作品が多かったけど三重県美所蔵品も多かったので、三重でまた見られるかな。


「中澤弘光 明治末〜大正〈出版の美術〉とスケッチ」武蔵野市立吉祥寺美術館
2018年01月13日(土)〜2018年02月25日(日)

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