2017/06/24

「15周年記念展 ピカソとシャガール 愛と平和の賛歌」ポーラ美術館

ポーラ美術館で開催中の「15周年記念展 ピカソとシャガール 愛と平和の賛歌」をみてきました。ポーラ美術館が海外からの借用作品を展示するのは初めてだとか。

鑑賞後1ヶ月、見事に記憶が欠落しました...。いつも以上にひどいです。感想になってません、すみません!

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構成は以下の通り。
第1章 故郷 バルセロナとヴィテブスク
第2章 旅立ち 前衛芸術の都パリへ
第3章 愛しいものたち 変容する絵画
第4章 戦争 悲劇への抵抗
第5章 南仏のアトリエ 愛と平和の讃歌

ピカソが1881年生まれでシャガールが1887年生まれ。同世代の二人を比較して紹介する展覧会は世界初なのだそう。パリで芸術家として成功した二人だけれど、親しく交流するようになったのはピカソが第二次大戦後南フランスに移住してからで、ピカソの悪い冗談にシャガールが激怒して友情が終わったのが1964年のシャガール邸での夕食の時だそうですから、それでも20年くらいは良い友だったんですね。私は二人が仲が良かったことも付き合いをやめたことも知らなかったから、新鮮な驚きがありました(絵は関係ないね・笑)。

互いの共通項を探るような今回の展示、目玉は二人の作品を元に作られたタピスリー(タピストリー)ですかね。NHK「日曜美術館」ではビートたけしをゲストに迎えて「ゲルニカ」を大きく取り上げていましたし。ただ、ゲルニカのタピスリー(群馬県立近代美術館所蔵)は5/11までの展示で、私たちが行った時は「ミノタウロマキア」(彫刻の森美術館)が掛けられていました。シャガール「平和」は、だいぶ前のシャガール展でみた覚えがあります。「ミノタウロマキア」と同じイヴェット・コキール・プランスが製作したもので、巨大な作品なのでポーラ美術館では天井の高さが足りず、立て掛けるように斜めに展示。惜しいね...。

テーマに寄り添って鑑賞することはできなかったのですが…やっぱりなんとなくこの二人を並べるのはしっくり来なかったような。それぞれがあまりにも沢山の芸術的挑戦をして来た人たちだから、なんとなく物足りなさが残るというか。偉大な画業ゆえ、その一部だけを取り上げての展示になるのも当然だとは思うのですけどね。でも例えば、晩年同じ工房の別のフロアで取り組んでいたという陶芸を取り上げても良かったのでは、という気が。

シャガールはいつ見ても「これ好み!」と思うとAOKIホールディングスの絵なんですよね。今回もそうでした。ピカソはポーラ美術館所蔵の「海辺の母子像」や「坐る女」も好きだし、愛知県美「青い肩掛けの女」、富山県美「肘かけ椅子の女」もお気に入り。いずれも何度でも見ているけれど、並べて見て新たに感ずるものというのは、アンテナが鈍っていて捕まえられなかったです。貴重な機会なのに、ぼんやりしすぎでした。

会場に大きく引き伸ばして貼られていた、チラシにも使われているフィリップ・ハルスマンによる1955年の写真もしみじみ良かったです(そこかい)。絵画の新しい世界を開拓した二人が、しわだらけの笑顔で写っていて。

同行者の「よりによってピカソとシャガール両方に自分の絵を描かせる人間の気が知れない」の一言も未だにツボに入ります。アポリネールだよね、全くだよ(笑)。

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