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2016/05/31

ざっくり書き:愛知県美/名古屋ボストン美

直近の遠征より名古屋編。伊勢志摩サミットに掛かるのを嫌って日程を短縮し、ここで見ないと機会がない展示だけ見てきました。入館時に手荷物検査とかあるのかなーって思ってたけど、そういう事もなく。


黄金伝説展 燦然と輝く遺宝 最後方の文明展 The Golden Legend」愛知県美術館

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見逃し遠征。クリムトとモローとドレイパーが並ぶ展示を見逃す訳にはいきません。想定外だったのはモロー「イアソン」とニコラ・プッサン「パクトロス川の源のミダス王」が愛知の展示に入ってなかった事。でもまぁ、モローは他に2点あったし「イアソン」は去年見たからショックは少なかったです。プッサンも、まぁ仕方ないや、と思えたし。

伝説や神話と出土品の黄金とを合わせた展示が美術館的アプローチっぽく、親しみを感じました。九博でたくさん黄金を見たのもよい下地になったかな。黄金の出土品へのLEDの当て方もものによって工夫がしてあって、細工がよく見えるのも好印象。この美術館の常設で見慣れたクリムト《人生は戦いなり》も、もしかしたら普段と照明の当て方を変えていたかも?黄金がより強調されていたように感じました。

常設も毎回楽しみにしているけれど、今回は木村正三コレクションから若冲や芦雪、蕪村などの江戸絵画が楽しかったです。若冲《六歌仙図》よかったなぁ。


ルノワールの時代 近代ヨーロッパの光と影」名古屋ボストン美術館

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東京にはこない展示。見に行ったすぐ後に名古屋ボストン美術館閉館へ、のニュースがありショックを受けました。見る側としては、いつも快適な環境でボストン美術館の名品を見られるのが気に入っていたのですが…確かに、そのお金でコレクションを買ってきていたなら、というのもその通りで。とりあえず閉館までの予算は確保されているという事なので、また機会を見つけて足を運べればと思います。

今回の展示は、現在乃木坂と京都で開催されているルノワール展と並べて考えるのはちょっと違って、英題CITY LIFE/COUNTRY LIFE こそが適切かと。美術館の方も説明文などでは「都市と田園」をなるべく強調しているようではあるのだけど、やっぱりタイトルにルノワールと入っているので期待して来る人もいると思うわ。ルノワールのダンス三部作が今日本に全てある!というのは確かなので、それを楽しむのも手だとは思うけれど。

図録に掲載されていた論文に沿った展示ということもあり、音声ガイドなり会場で上映されている映像なり、提供されているものを活用して見ないと面白さが伝わりにくいかな、とも思います。ゆったり時間をとってじっくり見るのが吉。

アメリカで展示されたサージェントの最初の油画である《カキ漁、カンカルにて》が出てました。21歳の作品だそうだけど、十分成熟した筆量という印象。ドーミエの風刺版画が面白くて、近くで見てたマダムがくすくす笑ってたわ。


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