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2015/10/25

見た美術展 2015 その1

書きそびれたままの美術展感想はこのまま書けずに終わりそうなので、さっくり覚え書きだけでも残しておこうと思います。今年は大規模展を始めとして見たいものにほとんど行けてない。かなし。


グエルチーノ展」国立西洋美術館
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この展覧会をきっかけに初めて知ったグエルチーノはイタリアン・バロックの大家ですが、いつしか忘れ去られていたのだそう。近年再評価が進んでいて、今回の展示は2012年5月の地震で被害を受けたチェント市立絵画館の復興支援の意味合いもあり、そちらから多く借りているとのこと。

大きなサイズの絵画がぐるりと囲む展示室が圧巻。天井画や教会画を下から眺めていると、エル・グレコ展でも感じた事だけれど、当時の絵画は識字率も高くなかった一般民衆にとって何よりのメディアだったことが強く感じられました。

グエルチーノはグイド・レーニを強く意識してもいたそうで、展示でも二人の作品が並んでいました。西洋美術館の常設でグイド・レーニ「ルクレティア」を見慣れているせいか(この特別展にも並んでいました)、私はグイド・レーニの方をより好ましく思ったり。


世紀末の幻想――近代フランスのリトグラフとエッチング」国立西洋美術館 版画素描室
実はグエルチーノ展はおまけで、目当ては版画素描室でした。世紀末の幻想絵画は好みど真ん中でスルーできません。ドニ、ヴュイヤール、ベルナールと好みが並んでいて、版画素描室の自動ドアが開く前から顔がにやけていたかも。

ウジューヌ・カリエールによる肖像画5点は凄い存在感。そしてそこからシュヴァーベメルソンマルタン、、と続くすさまじいまでのお好み展示。ここは楽園ですか?

あ、そうそう。コレクション展示の方で、西洋美術館に新しく委託されたフェルメール帰属「聖プラクセディス」も初めて見ました。特別展でフェルメールなんか来た日には立ち止まって見る事すらかないませんが、帰属、というのもあって独り占め可、でした。それでもいつもの西美常設よりはかなり人が多かったかもしれません。海外の人がけっこういたなー。


新印象派 光と色のドラマ」東京都美術館
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以前見た点描展がものすごーく好みだったので、期待して出かけました。でも、うーん、、至福な体験までは出来ず。期待しすぎたかな。印象派から新印象派が生まれてフォーヴィスムまでの流れという展示で、新印象派の密度を濃くしたもの。おそらくメインはスーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」の素描がたくさん並んでいたところだと思うんだけど、これだけ準備段階を見たらやっぱり「グランド・ジャット島の日曜日の午後」そのものも見たいよねー(笑)。

好きな絵はいくつもあったけど、期待したテーマじゃなかったって事なんだろうと思う。あとできれば点描は空いている展示室で前行ったり後ろから見たりしたいよね。空いている時間帯を選んで行ったつもりだったけどそこそこ混んでたので、その辺も気分が乗らなかった理由なのかも。


次の投稿は夏に見たものを…。

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