FC2ブログ
2015/03/01

横浜美術館コレクション展2014年度第2期

ホイッスラー展と同時開催の横浜美術館コレクション展2014年度第2期についても少しだけ。

構成は以下の通り。
1. 抽象画 - 戦後から現代
2. 光と影 - 都市との対話
2-1. 風景になる都市、その光と影
2-2. 西洋の作家の作品に見る光の表現
2-3. 満ちる光、光と影
2-4. 写真展示室 光と闇 - 現代の都市風景
イサム・ノグチと近代彫刻


コレクション展は戦後から現代の抽象絵画から。インパクトの強い作品がたくさん並んでいて、今まで見ていたホイッスラーの空気が散逸してしまいそうだったので、軽く見るだけにしてしまいました。

でも後で考えたら、第2章の前に抽象絵画があったのはよいアクセントだったのかも。第2章はまず、ホイッスラーと同時代に日本で制作された版画が並んでいました。都市の、水辺の風景。それがホイッスラーの版画と呼応してとてもよかったなーと。

川瀬巴水もよかったですが、なんと言っても小林清親。今年が没後100年ということであちこちで回顧展や特集展示が見られる人です。彼の版画の中に川辺の花火や月夜を描いたものがあって、ああ、ホイッスラーと同じテーマじゃないのと。今まであまり知らなかった人ですが(今年の回顧展の情報を見て初めて知った)これを期にいろいろ見たいなーと思いました。よい展示。

円形のお部屋は西洋絵画による光の表現。久しぶりにモロー「岩の上の女神」と再会しまして、しばらくの間行きつ戻りつしては堪能しました。その隣にいたルドン「二人の踊女」もよかった。大きなスペースということもあり、カリエールやドニ、デルヴォーにダリ、エルンスト、マグリットなどが並んでも全く違和感がない。懐の深い展示室ですよね。居心地がよくて何周もぐるぐるしちゃいました。

その次の部屋では奈良美智「春少女」がキラキラしてました。ホックニー「フレンチ・スタイルの逆光」も好き。

軽やかな気持ちで写真展示室に向かうと、そこにはひんやりとした空気がありました。阪神淡路大震災の被災地の直後と復興後とを写した米田知子、街のエネルギーと空虚を切り取った金村修、地下鉄の無機質とエネルギーを撮った磯田智子、そしてニューヨークの公共空間で撮影した平川典俊の組写真。これは必ず作家自身が映り込んでいると解説を読んで見直しに行ったくらいなんだけど、よくわからなかった…。

横浜ではちょうどCP+の開催期間中だったので、CP+に来た人みんなこの写真を見に来たらいいのに!」と思ったよ。(と、帰宅後ダンナに行ったら、あれに行く人は写真好きじゃなくてカメラ好きだから、と言われました・笑)

という訳でかなりの長居。あまり来られないけどやはり好きな美術館です。カフェ小倉山で少しのんびりしてから帰りました。

コメント

非公開コメント