FC2ブログ
2014/08/20

「オルセー美術館展 印象派の誕生 - 描くことの自由-」国立新美術館

もしかして(もしかしなくても)この夏一番のメガヒット展でしょうかね、、の「オルセー美術館展 印象派の誕生 - 描くことの自由-」を国立新美術館で見てきました。いやー、ちょっと見る時期を失敗したかな、、出来る限り混雑を避けて見に行ったのですが、それでも凄い人出でございました(当社比)。

お昼過ぎに乃木坂駅側から上がっていきましたが、そちら側のチケットブースには行列なし。パラパラと人が向かう程度でした。六本木駅側のチケットブースの混雑は不明。お昼過ぎにバレエリュス展に入り、夕方4時過ぎにオルセー展に入るという流れだったのですが、オルセー展入場の際も特に制限はなかったので混雑としてはまぁ控えめな方だったのかな、と。ただ私、普段はホントに空いてる時にしか行かないので(笑)耐性が低くてね。。

orsay.jpg

構成は以下の通り。
1章: マネ、新しい絵画
2章: レアリスムの諸相
3章: 歴史画
4章: 裸体
5章: 印象派の風景 田園にて/水辺にて
6章: 静物
7章: 肖像
8章: 近代生活
9章: 円熟期のマネ


マネで始まり、マネで終わる美術展ですね。キーは1874年の第1回印象派展、だったようです。この第1回印象派展から数えて今年は140年目、とのこと。

大きい絵、よく知られた絵が多く来ているので、たぶん取っつきやすいと思われます。大きな絵が多いということは、人が多くても比較的ストレスなく見られる絵が多いとも言えるのですが、みなさんそれぞれ(小さな絵に比べて)ちょっと離れたところから鑑賞するので、絵の前の人だまりがすっごく大きいのです(笑)。

あの人の多さを思えば割と自由に見て回れたという気もしますが、各展示室の入口が人の流れの割には狭いかな、とも。


2010年にも新美でオルセー展がありましたが、あのときはポスト印象派、今回は印象派の誕生、ということで時期が違い活躍する画家たちも違ってきます。メインヴィジュアルのマネ「笛を吹く少年」やミレーの「晩鐘」など名作、有名作がひしめく中、好きな作品もいくつも来ていて幸せでした。

ようやくお目にかかれました、のカイユボット「床に鉋をかける人々」、カバネル「ヴィーナスの誕生」。大好きなモロー「イアソン」、ファンタン=ラトゥールの作品たち、そしてホイッスラー「灰色と黒のアレンジメント第1番」。いいっすねー(しみじみ)。ホイッスラーは横向きの母の肖像画で、彼女の左側に掛かっている黒のカーテンの模様の繊細さが印象に残ります。ホイッスラー展も楽しみだよね。。。そして、マネ「ロシュフォールの逃亡」は圧巻の筆力。


しかし「ああやっぱりオリジナルを見ないと」としみじみ思ったのはモネ「かささぎ」でした。今回一番感銘を受けたのがコレです。日の光を受けて穏やかに輝く雪景色の美しさは、印刷物では再現できませんね…。

それともう1つモネの「草上の昼食」。このタイトルはマネの有名作がありますけれど、モネのそれはショッキングではないけれど大作であることは間違いなし。つか私はびっくりしたよ!元々は1枚だったらしいのですが今は2枚に別れていて、その形の違いすら名作の条件であるような気がするほど。高さ4メートル強。まだ印象派的な筆致が見られない頃の初期の意欲作で、近くで見るとその筆運びの力強さに圧倒されていしまいました。

ちなみにセザンヌの「草上の昼食」(こちらはオランジュリー所蔵品)も来ていて、マネがあの作品で与えたインパクトが改めて分かるというもの。

ピサロの風景画は全般に好印象。シスレーもよかったけれど、ピサロは見直した感が(失礼なヤツ)。私はあまりセザンヌにはアンテナが反応しないのですが、今回来てたのはよかった。「マンシーの橋」とか。ドガは何点かあるうちの1つがバレエものでした。「バレエの舞台稽古」。


グッズはかなり充実していると思います。ポストカードもかなり種類がありました。ショップも人が溢れていたので見るのは大変ですが…ポストカード、店内何カ所かに置いてあるのですが、場所によって置いてある種類が違ったりするので、お目当てのものがあるときはくまなくぐるりと探されるとよいかと。図録は通常サイズとミニサイズがあって、私は今回ミニサイズにしてみました。

あとですねー、ネットのオンデマンドで好きな絵を組み合わせてカレンダーをつくったりiPhoneケースやらアクリルのピクチャープレートにしたりするオンラインショップもありました。これは結構凄い。商品を選択する過程で、今回出品された全84点の画像も見られます。


9月に入ったら客足少し落ち着かないかなーと淡く期待しているのですが(笑)そしたらまたちょっと見に行ってしまうかもしれません。

オルセー美術館展 印象派の誕生 - 描くことの自由-
2014.07.09-10.20 国立新美術館

コメント

非公開コメント