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2014/08/18

「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美」世田谷美術館

日本にはもう1つボストン美術館からの美術展が来ておりますね。世田谷美術館で開催中の「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美」を見てきました。

bos.jpg

構成は以下の通り。
1. 日本趣味
2. 女性
3. シティ・ライフ
4. 自然
5. 風景


メインヴィジュアルに使われている、モネの「ラ・ジャポネーズ」が修復後世界初公開、というので話題になりました。タイトルがジャポニスム展ではあるものの、何となく「モネが来る」程度の認識でいたので、予想以上にボストン美術館の日本美術コレクションが来ていると感じました。何となくは知っていたけども、日本美術のコレクションも本当に充実しているのだなぁ。

あと、ジャポニスムの影響を受けたといえば印象派という思い込みもあったのですが(もちろんその辺りがメインではあるものの)アメリカ印象派や写真や立体物も含めての紹介は視野が広がって楽しい。


最初のコーナーは北斎に広重の浮世絵がズラリ。更にはブシュロンのインクスタンドの細工の美しさに言葉を失ってしまいます。これはぜひリンク先の画像を見ていただきたいです。ちょっと言葉を失う程ですよ。

その次のコーナーからは日本の作品とそれに影響を受けたであろう西洋の作品とを並べるような手法で展示が続きます。

モネの「ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)」は当然ながら別格扱い。驚いたのはその大きさでした。231.8x142.3cmの大きな絵。下から見上げるような形になる訳ですが、カミーユが掲げる扇子に光りが集まり浮き上がってみえるようです。彼女が羽織った打掛に施された武者の刺繍が浮き上がり、広がった打ち掛けの裾から小さく描かれたカミーユの頭部までの視覚効果は見事です。この絵、画像で見ると後ろの壁に飾られた団扇たちに目が行きがちなのですが、実際の絵はカミーユと打掛、扇に視線が集まるようになっていてまぶしいくらいでした。

修復後初公開ということで、修復作業の内容であるとか、X線検査で分かった事など研究が進んだ点についても言及あり。


シティ・ライフのコーナーにはヴュイヤール、ドガ、ピアズレー、ヴァロットンあたりのポスターやリトグラフもあり。この辺りからじわじわ気分が乗ってきます。

最初のコーナーと自然のコーナーに細工ものの鐔が何点か出ていたのですが、自然コーナーの「蛸に貝図鐔」には思わずにっこり。蛸の細工にも驚くし、裏側に足が1本はみ出ているのもがキュート。

あと、マネと広重が描いた猫は、猫好きにはたまらないと思うの。私もじっくり見たかったのだけど、隣でもう目が輝いちゃって「独り占めさせて下さい!」ってなってる女性がいたので、お譲りしてきました(笑)。→広重の猫


型紙とティファニー工房の作品を並べたコーナーも至福で、ここは何度も戻って見ました。離れがたかった。。。

コールマン「つつじと林檎の花のある静物」、ヴュイヤール「ガラス花瓶の花」、マティス「花瓶の花」などお花シリーズ、フィリップ・レスリー・ヘイル「風景」やムンク「夏の夜の夢(声)」といった縦強調シリーズも好みでございました。

最後の部屋にはどどん、とモネが並びます。これくらい(大きめ4点)並ぶと「モネを見よう」と思って来た人も満足できるのでは。ベタだけど、「睡蓮」、「睡蓮の池」、「積みわら(日没)」とお馴染みのモチーフが並んでいるのだし。


日本の作品と西洋の作品とを並べて見せていく手法、加えてモネの修復についての紹介もあってか、かなり「お勉強した感」がありました。夏休みなのでお子さんもけっこう多かったのだけど、自由研究にぴったりよね!がんばってね!と思っておりましたよ。見に来ていた人たちがより日本の作品の前で滞留する傾向があったのは面白いと思いました。

ショップはいろいろ工夫を凝らしたグッズが出ておりましたが、好きな絵はあまりポストカードになっていなくて残念。

世田谷美術館、ちょっと行きにくい印象がありますが、会期中は用賀駅から100円で直通バスが出ていまして、これが便利でした。平日はおよそ15分おきくらいかなぁ。週末はもっと本数が多いみたいなので、利用されるとよいと思います。


ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美
2014.06.28-09.15 世田谷美術館
2014.09.30-11.30 京都市美術館
2015.01.02-05.10 名古屋ボストン美術館

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