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2014/03/10

「テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア調絵画の夢」

もう一ヶ月以上前の事ですが…森アーツセンターギャラリーで開催中の「テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア調絵画の夢」に行ってきました。テート美術館やワシントン・ナショナル・ギャラリー等を巡回しての東京展。東京に来るって知った時は嬉しかったわー。現時点での混雑具合はわかりませんが、その頃はまだ比較的空いているという事だったので、混み合う前に!とお出掛けしてきました。今年楽しみにしている(た)美術展五指の一つなので、じっくり見たいですしねー。


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構成は以下の通り。
第1章: 歴史
第2章: 宗教
第3章: 風景
第4章: 近代生活
第5章: 詩的な絵画
第6章: 美
第7章: 象徴主義


好きな作品がたくさん来ていて、歩を進める度、新しい絵が目に入る度に嬉しくて仕方なくて、相当舞い上がっての鑑賞でした(笑)。背景までみっしり描き込まれた絵画たちはそれぞれにドラマを感じさせ、どの絵の前からも立ち去りがたく…むさぼるように観てきました。

ミレイの「オフィーリア」の前は人が絶えない状態でしたが、大きな絵だからストレスはあまり感じず。ドレスの繊細さ、彼女を囲む木々花々の濃密な描かれ方とオフィーリアの血の気のない表情と。彼女に呼び戻されるように何度も戻って観ずにはいられません。

アーサー・ヒューズの「April Love 4月の恋」、そしてダンテ・ガブリエル・ロセッティの「受胎告知(見よ、我は酒のはしためなり)」が来てたのもとても嬉しかったです。

「4月の恋」は女性の肌と春の緑の瑞々しさ、羽織ったショールの繊細さ、光に映えるスカートと、床に落ちた花びらの色合い……。絵を飾る黄金の額もが彼女の表情をほんのり照らしているようで、実物はホントに素敵だった。はー観られて嬉しかったよー。

そしてロセッティの「受胎告知」。差し出された百合の花を見つめて身をすくめるマリアはいかにも若すぎて痛々しい程。ロセッティの絵はたくさん来ていたけれど、実はそんなに好きとも言えない画風の人。でも、この「受胎告知」は別格。実物観られて体温上がった…。

ロセッティ、今回の美術展でメインヴィジュアルとして使われている「プロセルピナ」もそんなに好きじゃない。それでも、第6章「美」のコーナーでロセッティの美女画がどーんっと並んでいたのは圧巻でした。あのコーナーの中だと、私は「聖なる百合」が好きだったなー。1つ前の「詩的な絵画」章にあった「ダンテの愛」も。このマホガニーに描かれた絵は、戸棚の扉にはめ込まれる3連のパネルの1つとして描かれたものだそうで、はー、それ3つがはめられた家具!観たい!と。


ラファエル前派の画家たちとモデルと、、と言えば、昼ドラですかっつー相関図も忘れてはいけませんが、会場でもその点しっかり説明パネルがありました(笑)。ミレイ「オフィーリア」のモデルをつとめ、その後ロセッティと結婚し若くして亡くなったリジー(エリザベス・シダル)が描いた絵もありました。人物の描かれ方などはロセッティに似たところが見受けられるものの、彼女が長く生きて描き続けていたなら、どんなところに到達しただろうか、、と。

最後のコーナーには象徴主義としてバーン=ジョーンズが数枚。

けっこうウロウロしながらのんびりじっくり観た、と自分では思っていたのですが、出てきてみたら1時間もいなかった模様。え、まだそんな?って感じでした。

物販は意外とフツーだったような。そんなにテンションあがらず(とはいえ、図録とポストカードは買うのだが)。


ラファエル前派展
2014/01/25-2014/04/06
森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)
10:00〜20:00 会期中無休

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