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2013/09/11

ポーラ美術館「モネ、風景をみる眼 19世紀フランス風景画の革新」

先日ポーラ美術館に久しぶりに行ってきました。現在はポーラ美術館と国立西洋美術かの共同企画「モネ、風景をみる眼 19世紀フランス風景画の革新」展を開催中。これは12月に西美にやってきますが(その期間の版画素描室「生誕150周年記念 国立西洋美術館所蔵 エドヴァルド・ムンク版画展」も大いに興味深いので、西美にも足を運びそうな気がします)、今回はポーラ美術館新収蔵のフジタ3作品もお目当てでしたの。

到着したらまずは1Fのレストランでランチ。豚丼いただきました!富士桜ポークのマンゴーチャツネ焼きとお野菜たっぷり。とっても美味しかったのですが、予想以上にボリュームがあり半分近くは雀さんの胃の中へ…(笑)。殿方でも十分満足できるサイズだと思います。


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この美術展は、西美(松方コレクション)の「舟遊び」(1887)とポーラ美術館「バラ色のボート」(1980)を並べてみたい、という想いからスタートしたのだとか。展示室に入ると、まずその原点の2枚がお出迎えしてくれます。2館のコレクションからモネと同時代に活躍した画家たちの作品を様々な観点から並べて見られる展示になっていて、はっとする事もしばしば。

西洋美術館にはモネの絵画15点(寄託2点含む)とデッサン2点、ポーラ美術館には国内最大の19点の絵画を所蔵しているそうです。ただし、全てのモネが箱根に集結している訳ではなくて、すぐ気付いたところでは西美(松方コレクション)「睡蓮」は来てなかったです。日経トレンディの記事によれば「搬送できる状態でない」という事だそう。まぁ西美に行けば大抵見られるのでいいのですが…せっかくだから3つの睡蓮並べて見たかったですよね。今回はポーラ美術館所蔵の「睡蓮」2点が並んでいましたが、太鼓橋と池を描いた「睡蓮の池」は西美展では展示しないそうですし。

前述の日経トレンディ記事によると、二館の展示は80%位が同じになるそうです。あら、やはり西美にも行かないと(笑)。西美には出品リストがあるでしょうしねー。ポ美(略し過ぎ)は出品リスト置いてないのが唯一の難点。


展示はですね、B1からB2に降りた後が個人的にはぐっと面白かったです。モネの絵もよいのが多かったというのもあるけど、好みの画家がみっしりいて幸せだったし、ロダンの彫刻(ロダンとモネは二人展をやっているのですね)やガレのガラス器と並べるのも面白いな、と。

じっくり見て、更に何度も戻って見たのはモーリス・ドニ「ヴィラ・メディチ、ローマ」とピュヴィ・ド・シャヴァンヌ「貧しき漁夫」。後者はピカソ「海辺の母子像」と並べられているのが目から鱗でした。ここだけ空気がしんとしてた気がする位。「貧しき農夫」はオルセーにある同名作品より好きかもしれないな…。ヴァン・ドンゲン「アンヴァリッドへの道」も好きでした。あと、ここのコローもよいコロー。

西美からの版画数点はどれも素晴らしく好みでした。中でもフェリックス・ビュオのウェストミンスター・ブリッジ2点は素晴らしすぎ。ホイッスラーもよかったし、やっぱり私、版画好きなんだわ…と。モネでは「花咲く堤、アルジャントゥイユ」「ヴァランジュヴィルの風景」が好きだな。もちろん、ポーラの睡蓮は2点ともよい睡蓮なので、眼福でした。


フジタの3点はユニーク!見れば見るほどフジタって興味がわきますね。この3点の中では、写真に出ていない「シレーヌ」がよいです。ただの美人じゃないシレーヌたちと、リアルで綺麗な魚たち。

ガラス工芸の展示もレベル高くて目が回りそうでした。さすがポーラ美術館。ガレ、ドーム兄弟、ルイス・C.ティファニーの美品揃い。名品数点と「数で勝負!」というありがちな展示ではなく、捨てがない美しいものばかり。面白かったのがガレ「アザミ文花器」とゴッホ「アザミの花」を並べたり、という特集展示。この2点、作られたのもほぼ同年代なのですね。面白い。


てことでメモ残しです。今回はショップにフジタの可愛いオリジナルカレンダー(2014年)があって、どうしても素通りできず買って帰りました(笑)。モネ展の後は、12/1より「ルノワールと20世紀の画家たち」展だそうです。先週末まで台湾の故宮博物館で行われていたルノワール展に貸し出し中の作品が中心の展示になるんじゃないかしら。これもたぶん行くと思われ。

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