FC2ブログ
2013/06/11

ブリヂストン美術館「Paris,パリ、巴里 日本人が描く1900-1945」

ブリヂストン美術館の「Paris,パリ、巴里 日本人が描く1900-1945」展を見てきました。週末で終わってしまったのですが、ブリヂストン美術館のコレクションだけでなく国内から集められたものが出ていて、予想以上の充実。堪能しました。こちらでもみゅーぽん利用。100円引きだったかな。

prs.jpg

構成は以下の通り。
第1章: パリ万博から第一次大戦まで 1900-1914[第1室]
第2章: 黄金の1920年代と両大戦間期 1918-1945[第2室]
コレクション展示


第1室に展示された方々は私にはちょっと馴染みの薄い方たちが多かったのですが、パリへ渡った先駆者たち、、って事でしょうかね。黒田清輝が1896年に東京美術学校(現・東京芸大美術学部)西洋画科の指導者になってから、自分がかつて留学したパリに卒業生たちを送りこむようになったのを始め、私費で渡仏する人たちも増えていった、と。その頃のパリって新しい美術(だけでなく建築も音楽も舞台芸術も!)の潮流がどんどん生まれていた最先端でしたから、あちらで受けた影響は本当に大きなものだったでしょうね。

浅井忠と和田英作がイーゼルを並べて1人のモデルを描いたという「読書」は5/3までなら2つ並べて鑑賞することができたそうなのですが、時既に遅く、和田英作のものしか見る事ができず。残念なり。浅井忠の作品は東京国立博物館の所蔵品だそうなので見るチャンスはあると思うけれど、並べて見る機会はそう多くなさそうだし(和田英作のは石橋美術館所蔵品)。


第2室は圧巻。まずは目の前にフジタの油彩がドドーン。全部で6点だったかな。今月はフジタ月間です(笑)。大好きな「猫のいる静物」、石橋美術館所蔵「横たわる女と猫」。

もう1つの目玉が佐伯祐三。6点並ぶ様子は壮観です。ブリヂストン美術館2点、石橋美術館3点、そして大阪市立近代美術館建設準備室から「レストラン(オテル・デュ・マルシェ)」。なかなか東京でこれだけまとめて見る機会はない…ような。メインヴィジュアルで使われている「テラスの広告」も好きだけど、「レストラン(オテル・デュ・マルシェ)」には引き込まれてしまいました。1度は浴びるように見てみたいと思っている佐伯祐三、チャンスを逃してしまっているのがもどかしい。

日本人が描いたパリ、という展示ですが、題材がパリだからというだけでなく、パリでの経験が借り物でない己の個性として根付いているところが、この時代の画家達といえるのかもしれません。全く飽きなかったし新たな興味に出会えたようにも思います。


さて、お楽しみのコレクション展。コローの「ヴィル・ダヴレー」が出てた♪モネ、ルノワールの充実を堪能して、今回はマティスもいっぱい。いろんな時期の作風の違うものが並んでいて楽しい。ルソーさん2点にもご挨拶してからドニさん「バッカス祭」の前へ。あ、そういえばこの頃には静美フジタの呪い(笑)はとけていた気がします。ルノワールの裸婦みても笑いがこみ上げてこなかった。

デュフィの「ポワレの服を着たモデルたち 1923年の競馬場」は初めて見たかも。着飾った女性たちが等間隔に思い思いのポーズで佇む間から見える紳士達と馬たち。デュフィの競馬ものはそんなに惹かれた事がなかったのだけど、これは好きだわ。風俗を描いていると思えるからかしら。もちろんお隣の「オーケストラ」も楽しみました。好きすぎる。

充実のピカソ9点から抽象絵画、デュビュッフェにニコニコして、今年亡くなられたザオ・ウーキーの色にしばし見とれ。古代美術の部屋ではアッティカの黒絵四季文様にはどうしようもなく惹かれてしまいました。…てことで駆け足ですが堪能。この美術館はホントに外れがありませんわ♪


Paris,パリ、巴里 日本人が描く1900-1945」展
2013/03/23-2013/06/09 ブリヂストン美術館(会期終了)

コメント

非公開コメント