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2013/06/09

国立新美術館「貴婦人と一角獣」展

そろそろ混んでくるかしらーと国立新美術館「貴婦人と一角獣」に会いにいってきました。みゅーぽんに入ってないなーと思ってプロパーで買って入ったけど、NHKネットクラブの割引っていうのがあった…。雨の日でしたが、そこそこの人出。チケット売り場には行列なし。乃木坂の地下鉄改札降りたところでも臨時チケット発売をしていました。

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構成…というか章立ては特になかったようです。「貴婦人と一角獣」タピスリー6枚こそが唯一の主役で、それ以外のスペースはこの主役を味わうためのあれやこれやに費やされております。高精細デジタルシアター、タピスリーに登場する植物や動物たちを拡大した写真、中世の服飾、紋章、この時代のタピスリー、、などなど。

天井の高い国立新美術館の展示室にかなり大きなスペースをとってゆったりと展示される6枚のタピスリー。これを所蔵するクリュニー中世美術館は行きたかったけど行けなかった美術館なのですが、現地ではほとんどスペースを開けずに並べて展示しているそうですね。人が集中する東京での展示は、今回のような展示方法のおかげであまり他の人を邪魔に感じる事なく鑑賞できてよかったです。近くから見たり遠くから見たり、いろんな角度から見たりと眺めまくり。


タピスリーのある部屋の照明はかなり落としてありますが、見るのには影響なし。しかしうっかりして単眼鏡を忘れていってしまったのは惜しい事でした。これからの方はぜひとも単眼鏡なりオペラグラスなりを持参してじっくりご覧になるべし。もし忘れてしまっても、別室の高精細デジタルシアターで拡大したものを見る事はできるのですが、自分の見たいように見るためにも、ね。

それ以外のスペースはなかなかの人の多さ。高精細デジタルシアターも盛況で、用意されたベンチは絶えず空き待ちの人がいた印象です(椅子取りゲーム状態だったりも)。タピスリーに登場する植物と動物とを拡大したパネル展示はよかったですね。パネルで気に入ったコを探すべくタピスリーを見に戻ったり。

私の場合はパネルでいいなーと思うのは「視覚」のものが多くて、一角獣も「視覚」のコがかわいいと思うのだけど、貴婦人の衣装は「聴覚」が好きかなぁ。顔立ちが今の美意識に近いのは「味覚」かなーなどと、いろんな見方をして飽きません。でも最後には結局「我が唯一の望み」に吸い寄せられる。1500年頃にこれだけ大きくて細密な織物をつくってしまうのも凄い事ですよね。そう、タピスリーは予想よりずっと大きかったのでした。

しかし1974年に1度アメリカに貸し出されて以来不出だったこの作品が6面揃って日本へ。この時期にクリュニー中世美術館を訪れたらがっかりしちゃいますよね(現在展示室の改装中故に実現した展覧会、、という事のよう)。

関連展示の方も全て日本初公開だそう。が、実は人の多さにめげて関連展示はかなりスルーしてしまったのでした。タピスリーが他にも数枚きていて、それらはとても興味をひいたのでじっくり見てきたのですけれど。特に連作タピスリー「領主の生活」より「恋愛の情景」の念入りなミルフルール模様にはうっとり。これも連作で見てみたいなぁ…。

的を絞ったよい展示だったと思うので、夜間開館の時などに音声ガイドを借りてじっくり堪能するのもよさそうです。


そして物販がなかなか!迷いに迷って結局6枚セットのポストカードだけを買って帰ったのですが、ハンカチと絆創膏がめちゃくちゃ可愛かった〜。特に絆創膏は最後まで悩んだ(笑)。

あ、そうそう。そう外気温が高くない日でしたが、展示室内はかなり肌寒かったです。なにか羽織るものを準備したほうがよいかも。


フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣」展
2013/04/24-2013/07/15 国立新美術館
2013/07/27-2013/10/20 国立国際美術館

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