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2012/09/23

映画「ドリアン・グレイ 美しき肖像」

しばらく連続で更新すべし!と思ってたのに、昨夜は別ブログの更新に集中しすぎてココの事が頭からすっぽり抜けてしまいました…。

そんな昨夜は、少し前にWOWOWで放映した映画「ドリアン・グレイ 美しき肖像」の録画を見ました。ヘルムート・バーガーがドリアン・グレイを演じている、マッシモ・ダラマーノ監督作品でございますね。存在は知っていたけど初見でした。

ドリアン・グレイ 美しき肖像 [DVD]


私はオスカー・ワイルド好きで、この映画の原作も年に1回くらいは読み直す程度には好きなのです。翻訳は新潮文庫の福田恒存版が最初に読んですっとハマったので、他の翻訳は読んだ事ないですし、原書はiBooksで読んではいるもののまだ途中なので偉い事は言えませんけどね…。

その新潮文庫のカバーに上のジャケットと同じポーズのヘルムート・バーガーの写真も載っていて、だからいつかはこの映画が観られたら、と思っていたのでした。ヘルムート・バーガーも、ヴィスコンティの「ルートヴィヒ」や「家族の肖像」での彼は好きだし。


てことでwktkで見始めたのですが、もの凄い違和感が…。舞台設定が私の大好きな19世紀末ではなく、映画撮影当時(60-70年代)のロンドンに移し替えられていたのを知らなくて、それ故の失望が相当強かったです。そりゃあストーリーそのものは時代設定を変えても行けると思いますよ。あの世界観を再現するとなると予算も跳ね上がるでしょう。でもねー。オスカー・ワイルドの美意識がすっぽり欠落しちゃって味気ない事この上なし。

そして、原作でドリアン以上に魅力たっぷりなヘンリー・ウォットン卿がハーバート・ロム…。ダンディです。ダンディですけど、何か違う−。

たぶん、最初から把握してたらそれなりに楽しんだと思うんですよねー。原作好き過ぎるだけに期待値が高すぎたのが悪いのでしょう。残念だわ。この時代のロンドンが好きなら、きっと楽しめると思います。私は映画にしても音楽にしても絵画にしても19世紀末から20世紀頭にかけてが好き過ぎるので、もう私バカ、ホントに馬鹿。


そもそも私のイメージするドリアンは、映画「オスカー・ワイルド」(ブライアン・ギルバート監督)に出て来る若き日のジュード・ロウなんですよね…(笑)。あの当時の彼こそがドリアンに相応しいと思っていて、当時何故撮らなかったのかと心の底から残念に思っているのですよ。そしてヘンリー・ウォットン卿役もやはり当時のスティーヴン・フライにお願いしたい。ま、この「オスカー・ワイルド」見た時の刷り込みなんですよ、ええ。一個人の強すぎる思い込みなので、鼻で笑ってスルーしてやって下さい。

バレエは誰かと比べてこう、ってのはなるべくしないようにって心がけてはいるけど、映画を見る時は簡単にそれを覆しちゃうってのは、修行が足りないのでしょうね。でも、映画は好き勝手言ってもいいかなって気もしてるのだけど。


話はずいっと脇にそれますが、この「オスカー・ワイルド」は日本語版DVDを待ち望んでいるのに全然出てこなくて、去年だったかしびれを切らしてUKから買ってしまったのでした。UKのギフト券があったし、ものすごくお買い得だったのでバレエ関係と一緒にぽちっと。

もちろん日本語字幕もないしPAL方式なのですが、しかし何とも好きな映画です。クイーンズ・イングリッシュの響きが耳に心地よいし、目にも贅沢。そーいえば、オーランド・ブルームのデビュー作でもあったのでした。

Wilde [DVD] [Import]


「ドリアン・グレイの肖像」は今まで3回映画化されていて、今回見たのは2回目1970年のもの。2009年にオリバー・パーカーが監督したものが最近ようやく日本でDVDになったので、これを見なくちゃ!と思っているところ。これはねー、なんと言ってもヘンリー卿役がコリン・ファースなんですよ、奥さん!いやん、俺得すぎる。

でもその前に1番最初の映画化(1945年)をレンタルしてきましたので、これを見てみる事にしますです。もう期待値上げすぎて失敗したくないので(笑)かーるく参りますとも。見たらまた何か書くかも。

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