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2011/01/06

パリ/ウィーン旅行26

Day 8 #2

ベルヴェデーレを堪能して満足した後は、またトラムに乗りオペラ方面へ戻りました。次は…前日は中に入場しなかったセセッションにもう1度行って今度は中の「ベートーヴェンフリーズ」を見る事にしました。ここもすいていまして、入場券を買って地下へと進みます(写真不可)。

地下の展示室の入り口に各国語の解説が用意されていて、それをいただいてからじっくり鑑賞。私たちの他には1組程度、というゆったりした鑑賞でした。ただ、目線からはずーっと上の方にある壁画なので、ディテールをつぶさに見るという訳にはいかないのが残念ですが…あの交響曲第9番からこの絵が生み出されたなんて、クリムトの創造の泉は一体どんなだったのか、と思ってしまいます。

他のコンテンポラリーアート、というかインスタレーション?はただ部屋を改装しただけ?みたいな感じで何の事やらさっぱり判らず(笑)ウィーンにいる間は美意識が1900年前後に行ってしまっていてダメですな…。



今日は別方向からパチリ。絵になるわ~。


SECESSION
Friedrichstraße 12, A-1010 Vienna


さて、セセッションからナッシュマルクト(食料品の市場街)は目と鼻の先。スケジュール的に行けるかどーか微妙だったので、その名前は知っていても場所はチェックしていなかったのですが、この前日にセセッションに向かっている時、外国人のご婦人が(だ)に「ナッシュマルクトはどこかしら?」と聞いてきたんですよね。私たちには判らなかったのだけど、その人が次に聞いた別の外国人の方が「あそこよ」と指さしたので、そうなのか、と(笑)。


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てことで、私たちも今日はナッシュマルクトをうろついてみることにしました。まだお腹が空いた訳でもなく、何かあれば…とは思っていたけど、結局一通り歩いてみただけでした(笑)。風が強いのでオープンエアでの食事は躊躇われる私はひよっこです…。


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ナッシュマルクトを出た私たち、今度はウィーン最大のコレクションを持つ美術館、美術史美術館に行く事にしました。お向かいの自然史博物館との間にあるマリア・テレジア広場もクリスマスマーケットの準備中。美術史美術館も展示スペースは写真撮影禁止です。

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ここはねー、クリムトの壁画があるんでございますよ。エントランスから大階段を上っていくと正面にカノーヴァ「ミノタウルスを討ちとめるテセウス」があるので、それに見とれてぼーっとしてしまいがちですが、階段を上りきりましたらば、くるっと振り返って正面。そのスパンドレル(三角小間)が、クリムトが若い頃に手がけた装飾壁画です。感激。

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その下の空間はゲルストナー経営のカフェになっています。ちょうどお昼時でかなり混雑していました。


この美術史美術館のコレクションも今年「THE ハプスブルク展」として日本に来ましたけど、残念ながらそれには足を運べなかったので、胸躍らせて入場。世界的に見ても有数のコレクションを持つところだと思いますが、ハプスブルク家の審美眼で集められたものなので結構特徴あるラインナップだからでしょうか、混雑はルーヴルやオルセーほどではなかったです。2階の絵画コレクションを見るだけで燃え尽きてしまいましたけど、それも悔い無し、の充実度でした。

ブリューゲルのコレクションとしては世界最大だそうで、「バベルの塔 Turmbau zu Babel」「雪中の狩人 Jager im Schnee (Winter)」「農家の婚礼 Bauernhochzeit」などなどが展示されていました。ルーベンスやヴァン・ダイクのフランダース絵画もよかったですし、フェルメール「絵画芸術 Die Malkunst」もしっかり見てきました。ドイツ系だとデューラーが目を惹いたほか、クラナッハによる「ユディト Judith mit dem Haupt des Holofernes」も。同じ題材でもクリムトのとは全然違いますねぇ。

ルーヴルでもベラスケスが描いたマルガリータ王女の肖像画を見ましたが、そのマルガリータのお輿入れ先としてベラスケスの描いた肖像画が定期的に送られていたウィーンの、そのコレクションは流石でした。マルガリータが成長していく様子が見られるだけでなく、その肌や髪の瑞々しさ、ドレスの質感など見事な限り。画家本人がマルガリータ・テレサが9歳くらいの時に亡くなってしまったので、それより後の肖像画は見られないのですが、もしこれが先まで続いていたなら…と思わずにいられません。他の王族を描いた肖像画もあったこの一室は、かなり濃密な空間となっておりました。

イタリア絵画ももちろんものすごいボリューム。この辺まで来ると名画に当たったようになってしまい(笑)、思わずベンチで休憩。すると眼の前にはカナレット(甥っ子の方)が描いた「ベルベデーレから見たウィーン Wien, vom Belvedere aus gesehen」が!うわー、素敵すぎ。この日の午前中に自分たちが見た景色と似たような位置から、彼も景色を見つめていたのですね。ベルヴェデーレが大のお気に入りになった私としては、この絵にも特別な気持ちが芽生えましたよ。

疲れた(だ)をそのベンチに残して、カラヴァッジオ「ロザリオの聖母 Rosenkranzmadonna」にもご対面。ルーヴルでもここ美術史美術館でも、イタリア宗教画エリアで失速した私たちですが、カラヴァッジオは見られてよかった。


…と、ざっと書いて見てもものすごい充実ぶりだったのがおわかりいただけるかと。目はもっと見たいけれど、足が限界に近づいてきました。ので、そろそろ退散するコトに致しましょう。


Kunsthistorisches Museum
Maria Theresien-Platz, 1010 Vienna

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