2012/07/29

バーン=ジョーンズ展

先日、三菱一号館美術館で開催中の「バーン=ジョーンズ展−装飾と象徴」を見に行ってきました。神話好きとしては絶対に外せない美術展で、ものすごーく楽しみにしていたのです(の割には、足を運ぶのがけっこう遅くなってしまったのですが)。

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象徴派やラファエル前派とも関わりの深い画家で、今回はバーミンガム美術館他から作品が集結。(話がちょっとズレますが、作品リストの英語版の方にはバーミンガム美術館がいつその作品を どんな手段であるいは誰から 入手したかも書いてあったのが良かったです) 凄いなーと思ったのは、そんな中 割とよい作品2点が郡山市美術館から出展されていた事。そういえば、先日見た岐阜美の象徴派展で見たウォーターハウスやロセッティも郡山市美術館からでした。いい作品を持っているのだなぁ。

バーン=ジョーンズは物語性のある作品が多いので、私などにもとても親しみやすいです。特に今回は物語を描いた連作が多く出展されているので、余計に。お目当ての「眠り姫」は圧巻でした。他に何て言ったらいいかわからない語彙の貧弱さですが…。たっぷりした布のドレープ、眠る美女たちの瑞々しい肌、柔らかい金髪、咲き誇る花々。立ち去りがたい美しさでした。
(http://mimt.jp/bj/story.html)こちらで見られます。

ウィリアム・モリスとのアーツ・アンド・クラフト運動が有名だけれど、2人が出逢ったオクスフォードのエクセター・カレッジでは2人とも神学の道に進むつもりで入学していた訳で、そこから芸術の道へ進む事になる訳だから人生何が起きるかわかりませんね。

こんな瑞々しくてつややかな絵を描いて、モデルになった美しい女性と不倫して相手に自殺未遂されたりとか、1枚の絵に10何年もの間 筆を入れ続けたり、って何だか芸術家しかりとした印象があって、どんな人なのかしらと思っていたら、最後の部屋に画家本人による「風刺的自画像−描かれざる傑作の群れ」という自画像がありました。(http://mimt.jp/bj/architecture.html)←こちらで。

この、未完成の絵がたくさん並んだ前で猫背気味にこちらを見るすっとぼけたおじさんの姿を見るなり、にやにやが止まらなくなってしまいました。愛すべき人じゃないの、と。絵は好きだけど画家本人の事はあまり詳しくは知らなかったので、買ってきた図録をしっかり読んでお勉強中。ミュージアムショップにも置いてあったけど、荷物が重くなるからと買わなかった以下の本も買ってみるつもり。図録は絵のサイズが物足りないものもけっこうあるので(解説の文章が多くてお勉強にはなるのですが…)、そういう意味でも是非欲しい、と。

もっと知りたいバーン=ジョーンズ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)
もっと知りたいバーン=ジョーンズ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション) [単行本]

バーン=ジョーンズ 眠り姫 (イメージの森のなかへ) [大型本]jp
バーン=ジョーンズ 眠り姫 (イメージの森のなかへ) [大型本]


あ、ミュージアムショップ楽しかったです。アーツアンドクラフツのマグカップとか日傘とかハンカチなどなども揃っていて、こういうのは女性は好きだよね。みなさんもの凄く真剣に品定めされてました。そして男性陣は書籍をじっくり読む方多し。

バーン=ジョーンズ展は8月19日(日)まで、東京は三菱一号館美術館にて。その後、兵庫県立美術館(9月1日〜10月14日)、福島県の郡山市立美術館(10月23日〜12月9日)に巡回するそうです。

2012/07/29

健診のメモ

ロンドン五輪が始まってしまいましたが、その事を書く前に少しばかりメモを残しておかねば。なのです。


先週、健康診断に行ってきました(って話もブログにでも残しておかないと、翌年「あれ、いつ受けたんだっけー」となるので…)。配偶者健診。去年受けたところが好印象だったので、今年もそこに申し込みました。

通常は自治体で受けるべきなガン検診の分もオプションでお金払って申し込んでいるのですが、ここは胃部レントゲンの装置が4台くらい入っているので、比較的予約が取りやすいんですよね。そして、スタッフがほとんど女性。胃部レントゲンの技師さんに一部男性がいたけれど、あとは全て女性スタッフでした。しかも、みんな優しい。というか、接客(といっていいような気がするけど)態度もちゃんとしてる。

以前受けてたところは、胃部レントゲンの装置1台しかなくて予約がとりにくいし(そして盛大に待たされる)、男性スタッフもごろごろいるし、ちょっと不快な事があったり。なので、尚更今のところはいいなーと思っているのです。

今回はちょうど受診者ピークの頃だったせいか、女性専用の受診エリアに案内されて(昼近くには受診者が減るので、そちらはクローズされてた)ほとんどの検査をそちらで受けられたので、更に快適。そしてたぶんスピードも早かったのでは。聴音と採血、肺と胃のレントゲンは男性もいるエリアに戻ったけれど、総じてあまり待たされた感もなく。(でも全部で2時間程度だったかなー)

しかし夏のこの時期、夜から水分を制限されるのはキツイですよねー。駅から健診の場所まで数分の徒歩がキツかったです。血液どろどろになってそう、って思ったもん。

その場で判る範囲では、まぁ取りあえず問題もなく。身長はなぜか166センチ台に縮んでいました。1センチくらいなら誤差範囲ですよーって言われたし、まいっかって感じではありますが。そして体重もじゃっかん落ちてました。ま、これも誤差範囲程度。ただ、お腹周りは去年と一緒で(笑)これは、どーにかせねばいかんでしょう。その誤差範囲の体重減った分は、いったいどこが落ちたのやら…おそろしか。

そんな感じの今年の健診でした。あとは結果が何事もありませんように!と祈る日々。とかいいつつ、昨夜は暑気払いと称して、焼き肉しましたけどねー久々に。ハイカロリー万歳!

2012/07/21

象徴派展

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先日、岐阜県美術館で「象徴派-夢幻美の使徒たち」を見てきました。岐阜美と姫路市立美術館、新潟県立近代美術館という象徴派コレクションの充実した三館による企画展です(岐阜のあと、姫路、新潟に巡回)。大きな目玉の絵があるわけでも海外から来た絵があるわけでもないけれど、三館を始めとする国内美術館と個人が所有するコレクションだけでこれだけ充実した展示ができてしまう事が凄いなーと。

たぶん、個々に見ていけば「あの美術展に出てた」とかいろいろあると思うのですよね。特に岐阜美のコレクションはルドン展として数ヶ月前に東京にも来ていましたし。象徴派の美術展も過去にあったでしょうから、東京に巡回しなくても困る人は少ないのかも。しかし私は美術鑑賞ビギナーで、「もしかして私の好きな人たちは象徴派の人が多くないか?」と薄々気付いてしまったので、何か別の用事と合わせ技ででも足を運べたら、と思っていたのでした。


最大のお目当てはモロー3点。岐阜美のモローも前述のルドン展に来ていたのに見に行けなかったので、メナード美のモローと一緒に見られたのはよかったです。「ピエタ」はわりと若い頃の、独自路線に走る前の作品。メナード美の「サロメの舞踏」は有名な油彩画の水彩による縮小版という事で、圧倒される迫力はないものの水彩でコレかい、という。けぶったトーンすら独自でありました。

ウォーターハウス、ミレイ、ロセッティからミュシャにバーン=ジョーンズにピアズリーと好きな画家も多くて(彼らの展示は多くないですけれど)楽しみにしていたのですが、よい構成とコレクションだったってことなのでしょうか、それ以外の展示にも非常にそそられてお勉強にもなりました。

だんだんこちらも受け取る下地が本当に少しずつではあるけれど出来てきてはいるのでしょうか。例えばシャガールやバルビエで徹底的に装画、版画などを見まくった後だからこそ、ドレの「神曲」やマックス・クリンガーにどうしようもなく惹かれてしまったのだと思うし、ゴーギャンの「ノアノア」の刷りの違いにも目がいってしまったのだろう、と。

マックス・クリンガーは誠に心惹かれましたです。西洋美術館にもたくさんあるみたいなので、(現在は展示されていないみたいだけど)展示されている時に見に行こう、っと思った次第。あと、アンソールもこんな面白いんだ−って目を見開いてしまったので、9月からの東京でのアンソール展は見に行こうと決意。ビギナーゆえに知らない画家がたくさんいたので、場内の解説は多いに助けになりました。平日で空いていたから、解説を読んで絵を見て、もう1度解説読み直して更に絵を見直して、なんて感じで。


夜は名古屋で、ひつまぶし。量が多くて食べきれないかと悩んだけども、えいやっと。そしてやっぱり多すぎました。しばらくウナギはいらない…。食べる前は「食後に赤福氷でも〜」って思っていたのに、胃袋に一口分も余地なし!でした。残念。

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2012/07/12

お墓にかたつむり

更新するって頭がすっぽり抜けてしまっていました。自分でびっくり…。このところずっとアウトプットよりインプットに没頭していて、もう1つのブログすら放置気味。興味ある事を際限なく調べ追い求めていく作業は楽しすぎて、他に支障が出るのが困る…。

さて。先週末に父の13回忌法要を営みました。といっても、母と弟と私たち夫婦という家族だけでの事なので、本当に簡単なものでしたけど。父や母の兄弟たちもなかなか集まるのが難しくなってきたようで…。自宅で住職さんにお経をあげていただき、あとは家族でお墓に行ってお参りし、精進落としも簡単に、と。

うちは日常的にお寺さんとお付き合いがある訳ではないので、父が亡くなった時に葬儀会社を通じて来ていただいたところに、節目の時にお願いしている形。その時来て頂いた住職さんがよい方で、今回もその方に来ていただいたのですが、やはり久しぶりだとだいぶお年を召されたなぁ、と。最近では毎日おつとめされる訳ではないそうで、非常勤みたいな感じなのでしょうね。

そんな簡単にすませた法事でも、終わったあとはぐったり。私でさえそうなのだから、夫の人は相当気疲れしただろうと思います。お疲れさまでございました。

あ、タイトルはそのまんま、父のお墓に小さなかたつむりがいましたよ、って事です(笑)