2018/04/25

「シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン展」青森県立美術館(一般主催)

青森美術館の後編です。企画展と常設を見てすっかりお腹が空いたので、館内のカフェ「4匹の猫」へ。お好きな席へどうぞと言われて見渡すと、ちょうど八角堂を見られる窓際のテーブルが1つ空いていたのでそこへ。シードルと、あべ鶏と青森産りんごのカレーライスをオーダー。りんご??と思ったけど、スパイシーで美味しいカレーでした。

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窓の外に見える煉瓦色のものが八角堂で、中央からにょきっと出てるのが奈良美智「森の子」のてっぺんです。食べ終わったら会いに行くよー。

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2018/04/24

「シャガール 三次元の世界」青森県立美術館

青森県立美術館で「シャガール 三次元の世界」と「シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン展」を見てきました。どちらも東京展があったものですが、青森県美に遠征するならシャガールがふさわしい。

青森県立美術館にはアレコホールと呼ばれる吹き抜けのホールがありまして、そこにシャガールが描いたバレエ「アレコ」の背景画が展示されています。青森県美は全4幕のうち第1,2,4幕を所蔵しているので通常は3枚の背景画が見られるのですが、第3幕の背景画を所蔵しているフィラデルフィア美術館の改修に伴い、昨年4月から2021年3月頃までその残りの1枚も青森に来ているのです。行くしかないでしょ。

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シャガール展の構成は以下のとおり。
絵画から彫刻へ - 《誕生日》をめぐって
空間への意識 - アヴァンギャルドの影響
穿たれた形 - 陶器における探求
平面と立体の境界 - 聖なる主題
平面と立体の境界 - 素材とヴォリューム
立体への志向 - 動物モチーフ
立体への志向 - 肖像、二重肖像
立体への志向 - 重なりあうかたち
立体への志向 - 垂直性
劇場の仕事と三次元の世界

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2018/04/23

「ユニマットコレクション フランス近代絵画と珠玉のラリック展 - やすらぎの美を求めて -」岩手県立美術館

移動して盛岡へ。岩手県立美術館で「ユニマットコレクション フランス近代絵画と珠玉のラリック展 - やすらぎの美を求めて -」を見てきました。神戸・盛岡・旭川・佐世保と巡回する美術展で、青山ユニマット美術館が閉館してから美術館巡りをするようになった身としては、ぜひ見に行きたいなーということで。今回はフランス近代絵画とラリックという括りですが、十分すぎるほど見応えがありました。系統だった展示ができるのはさすが美術館を持っていただけのことはある、と感心。

構成は以下のとおり。
第1章: バルビゾン派の画家たち - 自然への憧憬 -
第2章: アカデミスムから印象派へ - 伝統と革新 -
第3章: エコール・ド・パリの画家たち - 都市の詩情と憂愁 -
第4章: アール・デコのきらめき -ルネ・ラリックのガラス工芸 -

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2018/04/22

「夜と美術 闇が流れる 月が舞う」秋田県立美術館

秋田県立美術館で企画展「夜と美術」と「平野政吉コレクション展I」を見てきました。

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安藤忠雄設計のこの美術館は2013年に旧県立美術館から移転してオープン。当時、藤田の大壁画「秋田の行事」のお引越しを扱ったテレビ番組を見た記憶があります。三角形をモチーフにしたコンクリート打ちっ放しの、空間をたっぷり使った建物でした。きっとその三角は秋田のAだよね?

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2018/04/03

「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」国立新美術館

国立新美術館で「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」を見て来ました。印象派だし既にNHK日曜美術館でも取り上げられているので混みそーだなーと恐る恐るだったのですが、ほどほどの入りで快適鑑賞でした。この調子ならGWに入るまではそんなに大混雑ってことにはならないのかも。

スイスの実業家エミール・ゲオルク・ビュールレのコレクションは1990年に横浜美術館で「開館1周年記念 西洋の名画展 スイス ビューレー・コレクション特別公開」として初公開されて以来だったそうですね。この度ビュールレ財団の作品が全てチューリヒ美術館に移管されるということで、個々の絵は今後も日本で見る機会はあるだろうけど、コレクション全体を見る機会としては最後ではないか、と言うことで行って来ました。

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構成は以下のとおり。
第1章 肖像画
第2章 ヨーロッパの都市
第3章 19世紀のフランス絵画
第4章 印象派の風景 - マネ、モネ、ピサロ、シスレー
第5章 印象派の人物 - ドガとルノワール
第6章 ポール・セザンヌ
第7章 フィンセント・ファン・ゴッホ
第8章 20世紀初頭のフランス絵画
第9章 モダン・アート
第10章 新たなる絵画の地平

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2018/04/02

「ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち」世田谷美術館

東京展は既に終わってしまったのですが、世田谷美術館で「ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち」を見ました。ボストン美術館の収蔵品から、絵画・彫刻だけでなく写真やドレスなどで《18世紀から20世紀のパリを体現する女性たちの姿に迫》ったもの。

会期終了直前だったので混雑を心配していたのですが、それほどでもなかったです。確かにじっくり見る人の多い版画の前とか、オーディオガイドのある作品の前は多少の人溜まりがあったものの、なんとかなる程度で助かりました。

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構成は以下のとおり。
第1章 パリという舞台 - 邸宅と劇場にみる18世紀のエレガンス
第2章 日々の生活 - 家庭と仕事、女性の役割
第3章 「パリジェンヌ」の確立 - 憧れのスタイル
第4章 芸術をとりまく環境 - 制作者、モデル、ミューズ
第5章 モダン・シーン - 舞台、街角、スタジオ

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2018/03/27

2018年3月に読んだ本

唐突ですが、今月読んだ本メモを。3冊だけかよ、って言わないように(笑)。

鉄道王たちの近現代史 - 小川裕夫 (著)

鉄道王たちの中にも後にそのコレクションを基に美術館が作られた人が何人もいて(小林一三・堤康次郎・五島慶太・根津嘉一郎…他にもいるのかな)、そのあたりの興味から手に取った本。

日本の近代史における鉄道と鉄道王の担った役割を、交通網・電気事業・都市計画・百貨店・リゾート…と各章ごとのテーマに沿ってレイヤーを重ねて行くもので、それぞれの実業家の「実業」の部分がメインでした。「個」に興味のあった私の求めていたものはなかったけれど、読み終わってみればとても面白いものでした。取り上げられた事柄は面白いのだけど、文章がちょっととっつきにくかったかな、とも。頭の中であちこちの風景やらなんやらを思い浮かべながら読むのは楽しかったです。


小林カツ代と栗原はるみ - 阿古 真理 (著)

これもある意味で近代日本史の本ですね。料理研究家と生活史の移り変わりを追っているのですが、台所と女性との結びつきの強さから、女性史としても読めました。

料理研究家はレシピを知りたい一般女性たちのニーズがあって登場するもので、その特徴を追いかけると、その時々の女性が置かれた立場が見えてくるというのに目から鱗。それぞれの育った環境や料理研究家として伝えたい信念がレシピに反映されているのも、定点観測のビーフシチューレシピからよくわかります。

著者が私と同年代だからというのも大きいと思うのですが、私の親世代の置かれた立場とそれに連なる自分たち世代の育てられ方、価値観、といったあたりがドンピシャで色々合点がいきました。思い至らなかった母世代の大変さに改めて気付かされたというのもあるし、どうして私はこうなんだろう…とずっと辛かったことの一部を「時代のせい」にしちゃってもいいかな、と少し心が軽くなったりも。

みんな大好きレミさんが出てこない!って思ったけど(笑)レミさんは料理愛好家だからだよね、きっと。あと、読み進めていくうちに、我が家の肉じゃがレシピが誰のものだったかがわかったよ。


感染領域 - くろき すがや (著)

雀さんに借りた本。2017年の「このミス」で優秀賞を受賞した作品(「カグラ」改題)で著者のお一人が友人なのだそう。自分では手に取らないタイプのバイオテクノロジー方面のミステリー。雀さんと私は本にしても映画にしても音楽などにしても趣味が全く違うので、こういう風に色々幅が広がる面白さがあります。

とはいえ、バイオ関連の用語なんて目が上滑りしそうな気がして、実は最初のページを開くまでは少し気が重かったのですが。読み始めたらスイスイ言葉が流れ込んでくる。噛み砕き具合が絶妙なのでしょうね、その筆力に感嘆しつつ楽しみました。

主人公と元恋人はキャラクターの造形や関係性が男性誌っぽいのはちょっと笑ったけど、シリーズ化に耐えうる登場人物が揃っているので今後の展開も期待できそう。

2018/02/16

「中澤弘光 明治末〜大正〈出版の美術〉とスケッチ」武蔵野市立吉祥寺美術館

武蔵野市立吉祥寺美術館で「中澤弘光 明治末〜大正〈出版の美術〉とスケッチ」を見て来ました。うちからだと、三鷹ギャラリーと並んで行きやすい美術館の1つなのですが、行ったのは初めて。平日の昼過ぎ、年配のお客さんが途切れずにポツポツと来ていました。中澤のことはあまり詳しくは知らないのだけど、以前そごう美術館と三重県美でやってた展示を見たいなーと思いながら見られなかったので。

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構成は以下の通り。
はじめに 洋画家・中澤弘光のあゆみ
1. みだれ髪かるた〜雑誌『明星』 与謝野晶子との出会い
2. 本の美術 - 装丁・表紙絵・挿絵
- 与謝野晶子著書
- その他の装丁・表紙絵・挿絵
旅の画家〜水彩画・絵葉書・スケッチ
- 日本周遊
- 海外周遊(大正6(1917)年朝鮮半島 / 大正11(1922)年ヨーロッパ周遊)
女性を描く / 舞妓の発見
中澤と同時代人との交流
竹久夢二との交流

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2018/02/15

開館15周年記念展「100点の名画でめぐる100年の旅」ポーラ美術館

熱海からまたしばらく車を走らせて箱根のポーラ美術館へ。この日のプチトリップは美術だけでなくドライブも堪能。海沿いのR134から曲がりくねった山道、そしてポーラ美術館の周辺はたっぷり雪が残っていました。行きは雲に隠れていた富士山も最終的には綺麗に見られたし。

こちらでは開館15周年記念展「100点の名画でめぐる100年の旅」を見ます。100点の名画を20のテーマに分けて100年間の近代絵画の流れを見せる展示。全て所蔵品でまかなえるのがさすが。

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テーマは以下の通り。
01 大自然を歩く - 印象派前夜(1860s-1870s)
02 雲と煙 - モネとモダニスム(1870s)
03 人物の探求 - セザンヌとドガ(1870s)
04 光を描く - モネからスーラ(1870s)
05 美しき女性たち - マネとルノワール(1880s)
06 カンヴァスの上のサムライたち - 日本近代洋画の黎明(1880s-1890s)
07 印象派の向こう側 - ポスト印象派の挑戦(1890s)
08 モネ、水の世界へ(1890s)
09 1900年 - 時代は動き、芸術が変わる(1900)
10 色とかたちの冒険 - フォーヴとキューブ(1900s-1910s)
11 Bonjour!巴里 - パリと日本の画家たち(1910s)
12 美の競演 - 女性像にみる西洋と日本(1910s-1920s)
13 薔薇とキャベツ - 静物画の魅力(1920s)
14 描かれた日本のエレガンス - 洋画の美人画(1920s)
15 パリに集う異邦人たち - エコール・ど・パリの肖像(1920s)
16 魔術的芸術の魅惑 - シュルレアリスムのひろがり(1930s)
17 実りの季節 - マティスとピカソ(1930s-1940s)
18 画家たちと戦争 - 揺れる時代の絵画(1940s)
19 戦後の絵画 - 写実と抽象のはざまで(1950s)
20 それぞれの宇宙 - 描かれた幻想(1960s)

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2018/02/14

MOA美術館 所蔵 名品展 尾形光琳 国宝「紅白梅図屏風」

MOA美術館に行ってきました。初訪問です。昨年春に杉本博司の設計でリニューアルした様子があちこちで熱く語られていて非常に興味があり、せっかくなら尾形光琳の国宝「紅白梅図屏風」が出ているこの時期に、と雀さんを誘ってのお出かけでした。

熱海駅裏手の山の上にある立地ゆえある程度の坂道は予想していましたが、曲がりくねった急な坂(そして細い道)をギュインギュイン登って駐車場へ。何かのアトラクションのようでした(笑)。午前9時30分開館で着いたのは9時45分くらいだったと思いますが、驚くほど車が入っておりましたし、次々到着する。人気があるのですね。中もそれなりに人がいました。

チケット売り場でインスタのMOA美術館をフォローしている画面を見せると100円引き(本人1人分)でした。観光地にある美術館はそこそこ高い入場料を取るけども、安くしすぎると鑑賞環境を著しく損ねるので、これくらいが適正なのかな、とは思います。熱海駅からバスで来る人は、バスとセットの割引券もあり。

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