FC2ブログ
2013/12/30

今年の締めに。

さてさて、あっという間に晦日となってしまいました。今年は雀さんが大きなパワーを発揮してくれたおかげで、大掃除は早めに終了。今日は割とのんびり過ごしました。明日ちゃちゃっとおせちもどきを作って詰めたら、今年のお仕事終了!宴会!です。

2013年は個人的に、価値観の変化が表出した年だったかもしれません。大きなコレクションの処分をして空いたスペースを雀さんに使ってもらえるようになったのは、お互いによかった事ではないかと。そういう変化に合わせてリビングにもちょっとした変更を施し、おかげですっきりとした年の瀬を迎えられています。こういうハードを整える作業から見えてきた事もあるので、来年はソフトウェアというかOS?的な整理をしていきたいと思っているところ。


今年も劇場には行けなかったので、美術展から印象に残ったものを今年のシメとして挙げてみたいと思います。常設オンリーのところも含めると、webに感想を挙げなかったところも含めて全部で28展くらい行った計算。見逃したものも多いのですが、収穫もまた大きかったです。

母数が少ないのでベストXって挙げ方はできませんが、2大「目から鱗」ならば挙げられます。


「クリムト 黄金の騎士をめぐる物語」愛知県美術館
2012年12月末に名古屋で開幕し、その後長崎と宇都宮に巡回した展示。クリムトの創作活動や様々な芸術家たちとの交流、ウィーンを含むヨーロッパの美術ムーヴメントといった大きなうねりが肌で感じられる圧倒的な展示。個人的には当時の分離派展展示を立体的に感じられるコーナーは衝撃的な程にいろいろ腑に落ちました。得たものが多かったです。


「ロマンの系譜 怪奇幻想玉手箱 ゴヤからシュルレアリスムへ」富山県立近代美術館
これは富山県立近代美術館の単独企画。翌日に予定がなかったら、当日の宿を取って翌日再訪したかったです。
ゴヤから入って、ロマン主義、象徴派、、までは私の大好きな世界だったのですが、そこから20世紀芸術、シュルレアリスムへ繋がるというのが「!」でした。なるほどそうやって見ると「さっぱりわからないわ」と思っていたシュルレアリスムが違って見えてくる不思議。それで脳が喜んだのか、上の階にあった常設の近代美術もぐんぐん染みいってきて。再訪のチャンスを伺うお気に入りの美術館の1つとなりました。(北陸新幹線の開業が待ち遠しいわ〜)


と、サクっと振り返ったところで今年の更新はおしまい。来年は「一ヶ月以上更新なしの広告」をを出さないように心がけたいと思います(こころざし低っ)。来年もどうぞ宜しくお願いします。よいお年を。

2013/12/05

東京富士美術館「光の賛歌 印象派展 パリ、セーヌ、ノルマンディの水辺をたどる旅」

これも一ヶ月近く前。東京富士美術館「光の賛歌 印象派展 パリ、セーヌ、ノルマンディの水辺をたどる旅」に行ってきました。改装中だった本館もこの美術展で再オープン。土曜日の午後遅めの時間でしたが、この美術館としてはびっくりする位混んでおりましたよ(って特別展開催中に来たの初めてなので今までの特別展と比較はできませんが、とにかく混んでました)。しかも土曜日は小中学生入場無料なんですってね。確かに多かったです、小学生。


fuji.jpg


構成は以下の通り。
序章 印象派の先駆者たち - 近代風景画の地下水脈
- 東京富士美術館コレクションより
第1章 セーヌ河畔の憩い - パリ近郊の川辺を描く画家たち
第2章 ノルマンディ海岸の陽光 - 海辺を描く画家たち


続きを読む

2013/12/04

ブリヂストン美術館「ギュスターヴ・カイユボット 都市の印象派」展

これも1ヶ月くらい前ですが、ブリヂストン美術館で「ギュスターヴ・カイユボット 都市の印象派」展を見てきました。カイユボットといえば印象派の画家たちを買い支えたパトロンとしての面と、画家としての面とがあるのですが、じゃあ描いた絵はっていうとテレビの美術番組でしか見た事なかったのですよね。このブリヂストン美術館が近年収蔵した「ピアノを弾く若い男」がたぶん初めて見たカイユボットだもん。その絵の印象がとても好もしかったので、今回の美術展をとても楽しみにしていました。


caill.jpg


構成は以下の通り。
1. 自画像
2. 室内、肖像画
3. 近代都市 パリの風景
4. イエール、ノルマンディー、プティ・ジュヌヴィリエ
5. 静物画
6. マルシャル・カイユボットの写真


続きを読む

2013/12/03

パナソニック汐留ミュージアム「モローとルオー 聖なるものの継承と変容」展

既に1ヶ月ほど前の話になりますが、パナソニック汐留ミュージアム「モローとルオー 聖なるものの継承と変容」展に先日行ってきました。この美術館の開館10周年記念展。そうかー、汐留の再開発からもう10年が経つのですね。

リニューアルの為に閉館中のパリのモロー美術館からも作品がいろいろ来ていました。一番モローっぽいのは美術展のヴィジュアルにも使われている「ユピテルとセメレ」かな。同題のモローの代表作の方ではないけど、そちらとはまた違った静かな迫力がありました。


moreau.jpg


構成は以下の通り。
1. ギュスターヴ・モローのアトリエ
2. 裸体表現
3. モローとルオーの往復書簡
4. 聖なる表現
5. マティエールと色彩
6. 特別セクション 幻想と夢


続きを読む

2013/09/23

夏休み企画 子どもたちの夢を描いたアーティスト 小松崎茂展

先日、東京富士美術館に行ってきました。雀さんのお目当ては企画展の「小松崎茂」展。本館はまだ改装中につき、新館の前半が常設、後半が企画、といういつもの感じでした。

kmtzk.jpg

前回訪問は1年くらい前でしたかね…常設の「これは初めて見たor前回はなかったよね」と思ったものは実際そうだったみたい(帰宅後に出品リストを見比べたw)。私、もう少し自分を信じてあげてもいいのかも(笑)。

コローとかヴァン・ダイク、ヴィジェ=ルブラン、ファン・スペンドンクなどお気に入りの作品があるこちらの常設ですが、今回観たものの中ではモネ「海辺の船」が好きだったわ。描く対象と空気と光が渾然一体となるタイプの絵も味わい深いけれど、これは、夏の光?の中ですっくと存在する船が力強い。モネはあまり黒っぽい色を使わない人だと思っていたので、意外にも感じたのかも。


小松崎さんの展示は予想以上の密度。お弟子さんだった根本圭助さんのコレクションから直筆原稿、原画、掲載雑誌にプラモデルのパッケージなどなど。展示室内は幅広い年代の男性が熱心にみっちりご覧になっておりました。直筆原稿だろうと雑誌やパッケージだろうと筆力の凄さに圧倒されてしまったのですが、興味をひかれたのは日本画修業時代の作品と、昭和10年頃の東京を描いたシリーズ。

でもね、全て持っていっちゃったのは、2000年に描かれたイオン岡崎ショッピングセンターの絵。ほんの10年ちょっと前なのに、小松崎さんが描くと「昭和の近未来」になるんですね!凄く楽しかった。

お弟子さんたちの作品を集めたお部屋も興味深い、、つか、みなさんすごい筆力。上田信さんのガンダムとかもありましたよ。


東京富士美術館、次回はいよいよ本館も改修が終わって「光の賛歌 印象派展」です。世界のあちこちから印象派の名画が集結、ということですごーく楽しみにしています。

2013/09/11

ポーラ美術館「モネ、風景をみる眼 19世紀フランス風景画の革新」

先日ポーラ美術館に久しぶりに行ってきました。現在はポーラ美術館と国立西洋美術かの共同企画「モネ、風景をみる眼 19世紀フランス風景画の革新」展を開催中。これは12月に西美にやってきますが(その期間の版画素描室「生誕150周年記念 国立西洋美術館所蔵 エドヴァルド・ムンク版画展」も大いに興味深いので、西美にも足を運びそうな気がします)、今回はポーラ美術館新収蔵のフジタ3作品もお目当てでしたの。

到着したらまずは1Fのレストランでランチ。豚丼いただきました!富士桜ポークのマンゴーチャツネ焼きとお野菜たっぷり。とっても美味しかったのですが、予想以上にボリュームがあり半分近くは雀さんの胃の中へ…(笑)。殿方でも十分満足できるサイズだと思います。


IMG_5824.jpg


続きを読む

2013/07/15

「ミュシャ展 パリの夢 モラヴィアの祈り」新潟県立万代島美術館

新潟に移動しましてミュシャ展です。これも東京で行き損ねていたのですが、新潟で見て正解だと思いました。確かに交通費と宿泊代は余計に掛かっているのですが、会期始めからずっと混雑していたという東京と比べれば人は少なく(人が減る時間帯を狙っては行きましたけど)快適に見られましたもの。客筋も比較的よかったし。

構成は以下の通り。
第1章: チェコ人 ミュシャ
第2章: サラ・ベルナールとの出会い
第3章: ミュシャ様式とアール・ヌーヴォー
第4章: 美の探求
第5章: パリ万博と世紀末
第6章: ミュシャの祈り


IMG_5413.jpg


続きを読む

2013/07/14

「ルーベンス - 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」新潟県立近代美術館

東京で行き損ねたルーベンス展、ちょうど開館20周年の節目の年を迎えたという長岡で見てきました(笑)。東京展の会場は私、苦手でね…いつも混んでて客筋も微妙というか。それでつい、どこか別のところで見たいなぁと思ってしまうのですわ。

初日の11時頃に入りまして、そこそこの人はいるものの(版画など細かいところはそれなりに詰まってもいましたが)快適に見られました。東京以外の場所で見る最大のメリットかも。タクシーの運転手さんがおっしゃるには、ここで開催する大規模展は最初の数日が狙い目なんですって。あとはけっこう混んできますよ、とおっしゃってました。うん、覚えておこう。

構成は以下の通り。

イタリア美術からの着想
ルーベンスとアントワープの工房
ルーベンスと版画制作
工房の画家たち
専門画家たちとの共同作業


Rubens.jpg


続きを読む

2013/07/13

「ロマンの系譜 怪奇幻想玉手箱 ゴヤからシュルレアリスムへ」富山県立近代美術館

4月末から6/30まで富山県立近代美術館で開催されていた「ロマンの系譜 怪奇幻想玉手箱 ゴヤからシュルレアリスムへ」を見てきました。

ゴヤの四大連作版画が全て見られる事に加えて、どう考えても私好みだろうという展示。他に巡回のない富山近美の独自企画だったので、なんとか見に行けないかと計画を立てては断念し…を繰り返していました。東京で開催してたのも見られなかったのいっぱいあった位なので、行けないなーとほぼ諦めていたのです。が、NHK「日曜美術館」アートシーンで本展が紹介されたのを見たらまた火がついてしまい、結局がんばって行ってしまいました。もう、ホントに美術館だけ行って帰ってきた感じなんですけど、それでも行って良かったです。ああやっぱり自分の勘は信じてあげないとダメだわ。

構成は以下の通り。

1. 革命と激動の時代を生きた画家 ゴヤ
2. ロマン主義とその申し子たち
3. デカダンの夢 19世紀末美術と象徴主義
4. 痙攣的な美を求めて 20世紀、そしてシュルレアリスム


130628.jpg
ゴヤの顔出し看板w(お子様用)。美術館と顔出し看板、割とよく見る組み合わせかも。


続きを読む

2013/06/11

ブリヂストン美術館「Paris,パリ、巴里 日本人が描く1900-1945」

ブリヂストン美術館の「Paris,パリ、巴里 日本人が描く1900-1945」展を見てきました。週末で終わってしまったのですが、ブリヂストン美術館のコレクションだけでなく国内から集められたものが出ていて、予想以上の充実。堪能しました。こちらでもみゅーぽん利用。100円引きだったかな。

prs.jpg

構成は以下の通り。
第1章: パリ万博から第一次大戦まで 1900-1914[第1室]
第2章: 黄金の1920年代と両大戦間期 1918-1945[第2室]
コレクション展示


続きを読む